けろの漫画雑談所

漫画の感想・考察・妄想の集積所です。主にジャンプ作品についてだらだらと語ります。

【感想】乙骨味方or敵説が完全決着した件【呪術廻戦】

 ども、けろです。

 

 昨日アップした最新話感想記事で軽く触れたんですが、乙骨パイセンが虎杖の味方というのが判明しました。流石にこれすらブラフということは(今後の展開的にも)なさそうなので、「乙骨が虎杖の味方」というのは確定情報と捉えていいと思います。

 

 そこで今回は、僕が以前考察した「敵説」「味方説」の双方を振り返ってみて、考察のどの部分が当たっていたのか、外れていたのかを(敵・味方説の双方を)見てみましょう。

 

1.味方説の答え合わせ

1-1.前提となる説の整理

 

 まず「味方説」に関してですが、僕は以前二つの記事で乙骨は味方ではないか?という説を考察していました。

 

kero-entame-channel.hatenablog.com

 

kero-entame-channel.hatenablog.com

 

 結果的には味方だったわけですが、上記の二つの記事を答え合わせの対象としていきます。

 

 僕自身が記事の中で取り上げた、「乙骨は味方では」とする要素を下記に抜粋します。

 

・宿儺の術式に巻き込まれたにしては狗巻の負傷の仕方が妙

・乙骨ほどの術師が策謀に気づかないはずがない

・高専上層部は"縛り"を結べない

・他の術師に対して有利な立場の確保

・乙骨は虎杖をリカに殺させず、自ら手を下している

・宿儺-虎杖間の"縛り"の破壊を目的にしている

・五条は海外出張で乙骨に会っている

 

1-2.各考察に関する答え合わせ

 

・宿儺の術式に巻き込まれたにしては狗巻の負傷の仕方が妙…不明

 

 これは現時点で狗巻が登場していないため判別ができません。ただ、高専上層部が乙骨の「彼は狗巻君の腕を落とした」という発言を疑っていなさそうでしたから、狗巻負傷と虎杖には特に関係はなさそうですね。

 

・乙骨ほどの術師が策謀に気づかないはずがない…○

 

 五条の助けがあったとはいえ、事前に気づいた上での芝居でしたね。

 芝居にしては目のバキバキさが常軌を逸していましたが。

 

・高専上層部は"縛り"を結べない…×

 

 結べましたね。

 ただ"縛り"の条件は僕が予想した「狗巻の治癒の代わりに虎杖を殺す」といったようものではなく、「乙骨が虎杖の執行人として認められる代わりに虎杖を「殺す」という"縛り"」でした。政治的な駆け引きだなぁと思いましたが、こういう簡潔な約束事も"縛り"として設定できるんですね。まぁそもそも他者間の"縛り"は「強制された約束事」のようなものなので、互いが同意すればどんな条件でもいいのでしょう。

 

 

・他の術師に対して有利な立場の確保…◎

 

 乙骨が執行人を引き受けた理由は「他に執行人を立てられたり、虎杖君の情報を断たれるよりは、こう立ち回るのがベストだと判断した」というものでした。クレバー乙骨。アンタが優勝。知略もあるゴリラ。

 

・乙骨は虎杖をリカに殺させず、自ら手を下している…○

 

 これもほぼ当たりと言っていいでしょうか。乙骨の反転術式がどの程度の治癒まで可能なのかは分かりませんが、少なくともリカちゃんがグチャグチャにしてしまった状態で生き返らせるのは難しいでしょうから、心臓を一突きにしたのは殺害方法として見事です。

 

・宿儺-虎杖間の"縛り"の破壊を目的にしている…不明

 

 これはちょっと微妙です。宿儺と虎杖の"縛り"というのが、「宿儺によって治癒された心臓」に対して機能しているのか、それとも「心臓を治すという行為」に対して働いているのかが分からないからです。仮に後者だとすると、今もなお宿儺が結んだ「契闊」の"縛り"は生きていることになります。

 

・五条は海外出張で乙骨に会っている…◎

 

 しかもかなり具体的にお願いされていましたね。五条ほどの男が「僕になんかあったら」と乙骨に依頼するとは、彼のいう「嫌な予感」というのは一体何を指していたんでしょうか。

 9月というと姉妹校交流会直前ですから、あの時点で自身が封印・無力化される未来まで考えていたのだとすると頭が回りすぎてる。

 

2.敵説の答え合わせ

2-1.前提となる説の整理

 

 続いて敵説についてです。というか乙骨が味方であった時点でこの説で挙げていることはほぼ全部的外れなんですが、まぁそれはそれで一興としておきましょう。

 

kero-entame-channel.hatenablog.com

 

 敵説として僕が挙げたのは以下の通りです。これらについて答え合わせをしていきましょう。

 

・狗巻の腕を落としたのは宿儺/虎杖

・五条が海外出張で乙骨に接触していてもなお「五条先生の教え子とか関係ないですよ」という発言はおかしい

・乙骨の人柄

 

2-2.各考察に関する答え合わせ

 

・狗巻の腕を落としたのは宿儺/虎杖…不明(ほぼほぼ×)

 

 味方説の方でも触れましたが、狗巻の腕を落とした者の正体はまだ明かされていません。ただ、乙骨がこうして味方として現れてくれたということは、少なくとも宿儺/虎杖の犯行ではない可能性が高そうです。

 

・五条が海外出張で乙骨に接触していたことの奇妙さ…×

 

 全然奇妙じゃなかったですね。芝居でした。

 ただ、この記事を書いたときにはまだ『漫道コバヤシ』での対談情報が解禁になってませんでしたから、この時点で「五条は事前に乙骨に会っていたのでは」という考察に関しては部分的に当たっていたと言えるかもしれません(言い逃れ)。

 

・乙骨の人柄…×

 

 クッソ優しかったですね。彼なりに虎杖には通ずるものがあって、だからこその「君は悪くない」だったんですね。虎杖と対比的に語ってしまってすみませんでした。

 

 

 

 こうしてみると半々くらいの正答率でしたね。

 何にしても乙骨が味方で本当に良かったと安堵しつつ、今後は彼が虎杖たちの味方として動いてくれるというのが何よりも頼もしく感じます。早くリカちゃんの正体について教えてほしいしミゲルにも会いたい。

 

 というわけで今回はこの辺で。

 

 それでは。

 よしなに。

【考察】虎杖の母「香織」は特異体質だった可能性【呪術廻戦】

 ども、けろです。

 

 ジャンプ本誌での最新143話で虎杖の母となるポジションの女性が登場し、その額に傷跡があったことで衝撃が走りました。

 脹相の「お前の父親の額にも縫い目が〜」が完全にミスリードという結果になり、僕たち読者は度肝を抜かされました。

 

 そこで出てきた一つの可能性として、「香織と呼ばれていたあの女性は、もしかしたら特異体質だったのではないか?」という説について、今回は検証していこうと思います。

 恐らくですが界隈初出の考察になります。先を越されていたらすみません。

 

 

1.仮説の提示

 

 本項における仮説は以下の通りになります。

 

仮説①:虎杖の母は呪霊との子を孕む特異体質である

仮説②:「加茂憲倫が手をかけた女性」と「香織」は同一人物である可能性

 

 ②に関してはややトンデモな気がしますが、一つの可能性として検討していきたいと思います。考察は当たり外れではなく、その過程・行為を楽しむものですので。

 

2.「呪霊との子を孕む」特異体質の存在

 

 まず前提として、呪術廻戦の世界には「呪霊との子を孕む」という特異体質を持った人間の存在が明言されています。

 単行本第7巻、第60話にて以下のように述べられています。

 

明治の初め、呪霊の子を孕む特異体質の娘がいた。

呪霊と人間の混血、異形の子(以下略)。

 

 明治の初めですので今からおよそ150年前になりますが、彼女は呪霊との子を作ることができ、それが偽夏油の目に止まり実験材料にされてしまったというわけです。

 

 その結果生まれたのが脹相ら呪胎九相図ということです。

 

3.子供を持つことができなかった虎杖の父

 

 次に今週の第143話にて開示された、虎杖の父と祖父の会話を振り返ってみましょう。

 

父「悠仁の前で変な話はやめて下さい。案外覚えているそうですよ、赤ん坊の記憶」

祖父「オマエが子供を欲しがっていたことも、香織との間にそれが叶わなったことも知ってる」

 

 この会話の中で虎杖の祖父(以下倭助)が「それ(=子供を持つこと)が叶わなかった」と述べていることから、虎杖の父(以下仁)が妻香織との間に子を持ちたいと思っていたこと、それを試行錯誤していたことが分かります。体外受精にせよ人工授精等ですね。

 

  これを単に香織か仁の生殖機能的に子を持つことができなかったと解釈するのが一番シンプルですが、ここでは少しひねって考えてみましょう。

 

4.特異体質を逆説的に考える

4-1.「人の子を孕めない」という逆説

 

 前述の特異体質は「呪霊との子を孕む」というものでした。

 これを逆説的に考えてみると、「人との子を孕めない特異体質」という可能性が浮上してきます。前者の体質が必ずしも直接的に後者の体質を裏付けるわけではありませんが、「人間の子を産めない」代償に「呪霊との子を孕む」体質を獲得していたとすると、"縛り"的にも足し引の辻褄は合います。

 

 

 もし仮に、母香織がこの特異体質と同様だったとすると、彼女は単に「(先天的・遺伝的理由などで)子供を産めない体」だったわけではなく、「呪霊を孕む体質であったが故に人の子を産めなかった」可能性が出てきます。

 これが「香織=明治時代の特異体質の娘」と考えるか、「香織=特異体質の娘の家系」と考えるかは後述します。

 

4-2.解消される疑問点

 

 そう考えると解消される疑問点がいくつか存在します。

 一つは「何故偽夏油があの女性を肉体として選んだのか」という必然性に関する問いです。偽夏油が器として選ぶ肉体全てに何かしらの必然性があると考えると、それは虎杖の母も例外ではありません。現時点で判明している偽夏油の器は加茂憲倫・香織・夏油傑の3人ですが、その内2人は「その人物でなければならなかった必然性」が明確に存在しています。

 であるなら香織も「偽夏油の器として選ばれた理由」があってもおかしくありません。その理由が体質だと考えると、少し合点がいきます。

 

 二つ目は「何故脹相は虎杖を弟だと認識しているのか」です。僕たち読者は当初、「加茂憲倫は自らの血を脹相らに混ぜており、その加茂憲倫が時を超えて虎杖を作ったから」だと思っていましたが、冷静に考えるとそれは少しおかしいです。

 何故なら九相図作成に用いた血は「加茂憲倫の血液」であり、「偽夏油本人の血液」ではないからです。彼が肉体を転々としているということは、その肉体によって血液の情報は異なるはずなので、仮に脹相が加茂憲倫の血をベースにして虎杖を弟だと認識しているのであれば、そこにも何かしらのギミックがあるはずです。

 

 発想を逆転させてみましょう。

 脹相の「オマエの父親の額にも〜」発言がちょうどミスリードであったように、「父親ではなく母親繋がりで虎杖と兄弟である」可能性です。これは「香織=特異体質の娘」である前提にある程度立脚していますが、そうだとするとかなりスッキリしますね。

 

5.獄門疆を用いた可能性

 

 ではまず、「香織=特異体質の娘」である可能性についてです。

 これが一番脹相の弟認識を説明する上で都合がいいので。

 

 ここで登場するのはやはり実質タイムマシンこと特級呪物・獄門疆です。

 

 あれは内部の物理時間が流れていませんから、封印してしまえばそのままの姿で何年もの月日を時間旅行させることができます。

 そう考えると「特異体質の娘」が現代まで生きていることの説明にもなりますし、彼女にまつわる一切の記録が破棄されていることに対する説明もつきます。

 

 ただこの説は少し無理があって、1.現代で目覚めた娘がどういう経緯で仁と知り合い、結婚するに至ったのか(そもそも戸籍がどうなっているのか)2.香織=特異体質の娘であるとするなら何故偽夏油は150年前にその肉体を乗っ取らなかったのか、が解決されませんね。

 

6.血筋として生まれていた可能性

 

 では次に、「香織」と「特異体質の娘」に血縁関係があるという可能性についてです。

 現時点で開示されている情報がほぼないので考察し放題になってしまうのであまり深くまで掘り下げることはできませんが、「特異体質の娘」の親戚筋の人間の子孫が「香織」であるなら、術式が受け継がれるように体質が受け継がれていてもおかしくはありません。

 

 150年前は実験材料として使うだけだったが、今回は自らがその肉体を使ってみる、という考えで偽夏油が肉体を乗っ取ったのだとすると少し説明がつきそうです。

 

 ただこれに関しても、「ただ血縁的に繋がっていた」というだけで脹相が虎杖を兄弟と錯覚するのかという問題が残されます。

 

 

 

 獄門疆を使った場合も、子孫を使った場合も、どちらにしても少し説に無理が出てきてしまうので今回はこの辺で。

 

 ただ、虎杖の母が「子を成せなかった」ということと、脹相らの母親が「呪霊との子を孕む特異体質だった」ということが、脹相と虎杖が兄弟である時点で全く無関係ではないのでは?というのもまた事実です。

 

 

 ちょっと異色な考察でしたね。

 

 それではまた。

 

 よしなに。

【考察】死滅回游は現代版蠱毒か【呪術廻戦】

 ども、けろです。

 ジャンプ最新16号の展開が怒涛でしたね。

 

 新章はまさかのデスゲーム、死滅回游編。

 この死滅回游が古代中国における蠱毒なのではないか?と思い至ったので、今回はその件について考察していこうと思います。

 

1.古代中国における呪術、蠱毒とは

 

 まず考察の出発点となる前提、古代中国における蠱毒とはそもそもなんなのかを整理していきましょう。

 

 前提:蠱毒は動物を用いた呪術の一種で、共食いにより神霊を作り出す行為を指す。

 

 詳しくは下記のWikipediaのリンクを読んでいただければと思いますが、簡単に概要を説明すると、蛇やムカデ、ゲジや蛙などの毒虫を一つの壺の中に入れ、共食いの果てに生き残った一匹が極めて強い毒を宿す神霊となることを指し、これを人に危害を加えるために用いたりしたそうです。

 

ja.wikipedia.org

 

 ここで押さえておいてほしいのは、蠱毒は共食いを前提とし、最後に生き残った者に大きな力が宿ると考えられていたということです。

 

2.死滅回游の終着点

2-1.死滅回游の特徴

 

 では次に、呪術廻戦における死滅回游にまつわる設定やルールを軽くおさらいしましょう。全て書き出すと文量が多くなるので本項に関わる箇所のみの抜粋です。

 

・泳者は他泳者の生命を絶つことで点を得る。

・泳者は100得点を消費することで管理者と交渉してルールを一つ追加できる。

・泳者の数は(偽夏油の発言を鑑みるに)最低でも1000人

・非泳者は術師/非術師に関わらず自主的に死滅回游に参加できる

 

 これらの情報を整理すると、1000人近い泳者に加え、後から参戦する非泳者が互いの点を競って争うことになります。

 そもそも泳者が死滅回游に参加する必要性・必然性というのは未だはっきりとしていない(≒参加しないことによるデメリットがあまりない)のですが、それに関してはここでは触れません。

 

 ですが新しい泳者が結界内に投入されない限り、いずれ泳者の数は減っていき、最終的な生き残りというのは数人レベルになっていくと予想できます。特に非術師は真っ先に狩られる対象となりますし。

 

2-2.海外版ジャンプの翻訳から考える 

 

 では次に、今回の143話の英語訳という別視点からアプローチしてみましょう(SNSで流れてきたものを偶然見ただけですので画像は貼れません)。

 

 死滅回游の英語訳は"The Culling Game"でした。日本語にすると「淘汰戦/ゲーム」となります。

 ジャンプ作品の英語版に原作者がどこまで関わっているのかは正直微妙なところではありますが、少なくとも原作のニュアンスを崩さないような配慮はされているはずですので、この訳も全くの的外れというわけではなさそうです。

 

 「淘汰」という言葉には「環境に適応した生物が子孫を残し、他は滅びる現象。不必要なもの、不適当なものを除き去ること」という意味があります(淘汰(とうた)の意味 - goo国語辞書より抜粋)。

 

 つまりこの死滅回游は、呪力・呪術を用いたデスゲームであり、その過程で術師としての生存競争に生き残れなかった者を排除し、最も呪力・呪術(≒環境)に適した者を選別する行為と言い換えることができます。

 デスゲームの生き残りですから、当然他の者と比較しても強者であることには疑いの余地はないでしょう。

 

 淘汰の末の強者の選別、呪術としての「蠱毒」と符合する点がありますね。

 

3.偽夏油の目的

 

 死滅回游=蠱毒とすると、本ゲームの管理者たる偽夏油の目的も自ずと導けそうですね。

 

 彼の目的の片鱗はジャンプ8号の第136話にて「"人間"という"呪力"の形の模索」であることが明かされています。そして彼は続けて「私から生まれるモノは私の可能性の域を出ない」と述べていました。

 

 彼の目的は「可能性の模索」でしたが、それと同時に彼はそれがもはや自身の手では成し遂げられないということにも気づいているようです。恐らくこれまでも何度となく模索と挑戦を続けてきたのでしょう。何せ彼は1000年以上前から肉体を転々として生き永らえている存在ですから。

 

 だから彼は「泳者が自身の手でルールを追加できる」という新たな側面を持つ「デスゲーム」を作り上げたのではないでしょうか。

 

 「ただの蠱毒」ではなく、そこに他者の意思や利害・矜持や感情が複雑に入り乱れることで「可能性」の幅は広がっていく。三人寄れば文殊の知恵とはよく言いますが、彼はその状況を強制的に作り出そうとしている可能性がありますね。

 

 

 だから彼はその第136話にて「私が創るべきは私の手から離れた混沌だったんだ」と発言している。自分が舞台を整え、その上で自分は管理者としてゲームには直接参加はしない。まさに彼の目的に添うゲームです。

 

 

 彼が死滅回游を通して何を成そうとしているのか、その最終目的は未だ分かりませんが、その過程で彼が「現代版蠱毒」を行おうとしているのではないかという点は、頭の片隅に入れておいてもいいかもしれません。

 

 

 

 それではまた。

 

 よしなに。

【感想】第143話_乙骨パイセンしか勝たん💪【呪術廻戦】

 ども、けろです。

 ちょっと今週号の情報量があまりにも多すぎて日付変わった直後に頭がパンクしてます。

 

 というわけでやっていきましょう、呪術廻戦最新話感想回です。

 

1.乙骨!乙骨!乙骨!

 

 開幕早々虎杖の回想シーンで父親と祖父、母親(?)がぬるっと出てきたのにはびっくりしました。これに関しては別記事で取り上げるのでここでは割愛します。

 

 意識を取り戻した虎杖の前に座しているのは自分の心臓を貫いた乙骨。

 

 「よ、よかった〜〜〜〜」

 

 お前お前お前お前お前お前お前お前お前〜〜〜〜〜〜〜!!!!

 乙骨キサマ〜〜〜〜〜〜〜〜!!

 というクソデカ感情が爆発しました。

 

 これも別記事で取り上げますが、僕は以前乙骨ってやっぱり味方じゃね?という考察記事を書きました。結果から言えばその考察は当たっていたわけですが、それにしてもちょっとびっくりさせすぎ。

 

「やむを得ず芝居を打たせてもらった」って言ってるけど、あなた独白で「着地で潰すつもりだった」「絶対斬ったと思ったのに」とか殺意剥き出しっぽいこと言ってるし、なんならずっと目からハイライト消えたバキバキのキマり方してたし、ちょっと名役者すぎませんか????やっぱり乙骨パイセンしか勝たん。俺はずっと味方だと思ってたよ。

 

 というかこうなることを見越して乙骨にあらかじめ頼んでおいた五条先生、あまりにも優秀。保険かける相手としても乙骨なら間違いないし、完璧すぎる。

 

 虎杖の境遇に対して同情し、「君は悪くない」と言葉をかけてくれるの、かつて同じように自分の力で他人を傷つけてしまった乙骨だからこそ言える台詞だなぁと(厳密には虎杖の力は彼由来ではないんですが)。

 

2.共に罪を背負う、虎杖と伏黒

 

 乙骨と虎杖の会話の只中にぬるっと入ってきた伏黒くん。君今までどこにいたの????あと脹相お兄ちゃんはどこ???

 

 ちなみにここで伏黒が言っている「高専の結界は緩んでる」という台詞、これはジャンプ9号第137話にて「幕末に東京遷都候補地だった薨星宮直上を中心とした結界、これらを無理矢理県境まで拡張する」とあったのでこれが原因かと思われます。

 要は元々は高専に対して張られている天元の結界(=呪霊・呪詛師センサー)を東京都の県境まで拡張し、東京に放たれた呪霊らに対処するということです。センサーの範囲を広げたせいで網の目が粗くなってしまっているということですね。

 

 人を殺したと悔いる虎杖に対して伏黒がかけた言葉は「俺達のせいだ」でした。

 これは八十八橋編直後の伏黒・野薔薇の会話中での「(宿儺受肉がきっかけとなり呪殺が増えたことに対して)だから言うな」と、虎杖・宿儺の会話での「(伏黒が自分を助けたことがきっかけで呪殺が増えたことに対して)それ伏黒に言うなよ」が下地にあるんですが、伏黒なりの罪の背負い方なんだな、と。

 

 自分が助けた人間が将来人を殺したらどうする、という命題を虎杖と共に背負おうとする伏黒と、そんな伏黒を気遣って「俺が隣にいる限り、ずっと苦しむことになるんだぞ!!」と独白する虎杖。

 友情、という言葉で片付けていいものではないと思っています。

 どちらかといえば「共犯者」「罪と罰の運命共同体」のような言葉が合うのではないでしょうか。

 

 ぬあ〜〜〜〜〜苦しい〜〜〜〜まだ15歳の少年たちが自分の罪と真っ直ぐ向き合おうとするその姿勢があまりにも純真で、でも歩む道は地獄で、どういう感情で彼らと行く末をみていけばいいのかわかりません。

 

3.舞台はデスゲームへ

 

 と思っていたら突然始まったデスゲーム、"死滅回游"

 ルールの複雑さはさておき、これまでとは全く違った角度での呪術戦が展開されそうで楽しみです。

 

 個人的には現在判明しているルールだけだと「泳者って自ら危険を冒して死滅回游に参加する必要なくね?」と思ってしまいます。というのも彼らに刻まれた術式は偽夏油によって後天的に与えられたものなので、それを失っても特に彼らにマイナスはないはずだからです。

 とすると考えられるのは、彼らが皆偽夏油によって洗脳されているか、ゲームに参加せざるを得ない理由があるか、術式剥奪がイコール死に直結する可能性があるか、などになります。

 

 いきなり始まったデスゲーム編、個人的には一つの漫画の中で色々なことに挑戦するのはめちゃくちゃ好きで。それこそ吸血鬼や超能力者なんかが登場したGANTZみたいで。

 

 

 死滅回游編は来週から始まるんでしょうか。

 作者が公言している「三つの大きな山場」の内二つ目が早くも始まりそうなのが恐ろしいですね。まじで無駄がなさすぎる。

 

 来週を楽しみに待ちましょう。

 

 

 それではまた。

 

 よしなに。

【解説】よく分かる赤血操術講座【呪術廻戦】

 ども、けろです。

 早速やっていきましょう、術式解説記事、今回は赤血操術編です。

 前回は無下限呪術について取り上げましたので、御三家繋がりということでやっていきます。恐らく次は十種影法術になると思います。

 

↓ランキングに参加しています!よければクリックしてください↓

 

 

 

1.能力説明

 

 赤血操術の能力のベースとなるのは、その文字通り「血液操作」になります。体内・体外双方での血液操作が可能で、使役できるのは己の血液限定です。

 作中では「加茂家相伝の術式」として登場していますね。

 

f:id:kero_0441:20210317173712j:plain

*1

 

1-1.「苅祓」

 

 血液を円形状の刃にして高速回転させながら放つ技。渋谷事変で東横線ホーム内にて使用し、多くの人を斬殺する等結構殺傷能力が高い。

 使用者の一人、脹相もこの技を多用していたりするので使い勝手は良さそう。

 

1-2.「赤縛」

 

 姉妹校交流会編で使用者の一人加茂憲紀が使用。血液を縄状に変形させ、対象を縛り上げる能力。伏黒の式神・鵺の固縛に成功していたので制圧能力は割と高い。

 

1-3.「百斂」

 

 後の「穿血」「超新星」に繋げるための技で、血液を加圧し圧縮する。圧縮に要する時間の長さによって後述の技の威力が変化するためこれがかなり重要だが、圧縮に時間をかければその分隙ができやすいので注意が必要。

 

1-4.「穿血」

 

 「百斂」により圧縮した血液を解放し、ビーム状に放つ奥義。放った後に軌道を変えることもできるが、初速が最も速く、脹相曰く音速を超えるとのこと。

 

1-5.「超新星」

 

 脹相オリジナルの技で、「百斂」により圧縮した血液を解放し、全方位に散弾のように撒き散らす技。要するに血液爆弾。「百斂」による圧縮から「穿血」「超新星」のどちらにも切り替えが可能なので、「穿血」をブラフにして接近してきた敵に対し「超新星」で攻撃を与えるといった搦め手も可能。個人的にはこの戦い方がめちゃくちゃ厄介だと思う。

 

1-6.「血星磊」

 

 血液を限界まで凝固・圧縮させ、硬度を極限まで高めた血液の塊。打ち出す速度は「穿血」ほどではないが、手のひら大の大きさのため不意打ちに有用。

 

1-7.「血刃」

 

 血液の輪郭を刃状に変形し、血液を高速で回すことで殺傷力を高めた刃。短刀のような形状をしているが、「高速で回す」という特性上もしかしたらチェンソーに近い性質かも?

 

1-8.「赫鱗躍動」

 

 上記の血液操作が体外での血液操作であるのに対し、こちらは体内での血液操作。赤血球の数や血液を集中させる筋肉等を自在に操ることで膂力を強化したり、血液を凝固させることで肉体の硬度を上昇させたりする。要するに身体能力強化。シンプルだけどめちゃくちゃ強い。

 

2.弱点

 

 赤血操術は近・中・遠距離全てに満遍なく対応した万能の術式ですが、一応弱点も存在します。

 

2-1.失血

 

 血液という、人間にとってなくてはならない要素を武器に変換する術式なので、この危険性が常について回る。基本的に人間の血液量は体重の7〜8%で、そのうちのおよそ30%を失うと失血死すると言われています。体重60キロであれば約4.8ℓが総血液量、その内約1.4ℓ近くを失うと失血死するわけですね 

 シンプルな能力ゆえに弱点もシンプルです。人間である加茂憲紀はこれに対応するために自身の懐にパック保存した血液を忍ばせており、これを使うことを基本スタイルとしています。

 一方で脹相は呪霊と人間の間に生まれた特異体質呪力を血液に変換できるので、このリスクはほぼありません。ずるい。

 

2-2.水による溶解

 

 単行本12巻にて明かされたもう一つの弱点。術式効果を上げるために常時血液の凝固反応をオフにしている関係上、血液が常人よりも水に溶けやすく、その上水に晒された血液は浸透圧により赤血球が壊れる。つまり彼らの術式は大量の水に晒されると体外での血液操作ができなくなるわけです。

 大量の水を操れるのは作中では伏黒の満象、陀艮の水等が挙げられます。

 

3.使用術師

 

 作中で赤血操術を使っているのは、現時点(単行本15巻)で下記の2名です。

 

3-1.加茂憲紀

 

 加茂家相伝の術式を引き継ぎ、嫡男と偽られて迎えられました。基本糸目で物腰が柔らかく、御三家次期当主としての矜持をしっかりと持ち、優しげな雰囲気。禪院家の某劇的クソ野郎とはえらい違い。

 肉体は普通に人間なので、上述の通り戦闘時には自身の血液を保存したパックを持ち歩いています。

 

f:id:kero_0441:20210317182704j:plain

*2

 

3-2.脹相

 

 呪胎九相図1番の特級呪物が受肉し顕現。元が呪霊と人間のハーフなので呪力を血液に変換できる特異体質持ちで、ぶっちゃけてしまえば加茂憲紀の上位互換……。

 お兄ちゃんとしての矜持があまりにもカッコ良すぎて惚れそうになりましたが、初登場から渋谷事変までは厄介な敵キャラで、虎杖の肝臓を破壊しましたね。

 

f:id:kero_0441:20210314022941j:plain

*3

 

 

 

 この手の解説記事は書いていて楽しいですね。

 その内続編の十種影法術編もやります。

 

 

 それではまた。

 

 よしなに。

*1:引用:芥見下々『呪術廻戦』第10巻、集英社、p93

*2:引用:芥見下々『呪術廻戦』第4巻、集英社、p146

*3:引用:芥見下々『呪術廻戦』第8巻、集英社、p23

【解説】今さら聞けない、呪霊と受肉体の違い【呪術廻戦】

 ども、けろです。

 この解説シリーズ、結構楽しくて好きです。

 というわけで今回は、SNS上とかでたまに見かける呪霊と受肉体の混同について、実際のキャラクター等も交えつつやっていこうと思います。

 

 それではやっていきましょう。

 

↓ランキングに参加しています!よければクリックしてください↓

 

 

 

1.呪霊〜負の感情の集合体〜

 

 まず呪霊に関して、一言で説明すると「負の感情の集合体」です。

 人間から漏出した恥辱や後悔、恐怖といった負の感情が、モノや場所といった特定の対象に対して集合的に蓄積して生まれるものになります。

 

 よって全身が呪力によって構成されており、実体はありません

 

 少年院編で宿儺が特級呪霊に対して「呪力による治癒は人間と違い呪霊にとってそう難しいことではないぞ」と言っていたのはこれに由来します。

 肉体の全てが呪力によって構成されているからこそ、呪力で簡単に治癒ができるというわけですね。五条にやられていた漏瑚が時間経過によって回復していたのも、彼に実体がなかったからです。

 

 当たり前ですが、実体がないということは一般人には認識できないということです。

 八十八橋編で真人が一般人の目の前で「大丈夫?この状況で俺が見えてないとかまじでセンスないよ」と言っていたのは、真人は呪霊であり実体を持たないため、一般人には見えないよ、ということです。

 

 一応例外はあって、死の危機に瀕している時とか、そういう特殊な状況下では呪霊が認識可能になったりします。1巻の虎杖がそうですね。

 

 呪霊に関して覚えてもらいたいのは、実体を持たない呪力による構成体ということです。

 

2.受肉体〜実体を持つ存在〜

 

 ではそれとは逆に、呪物の受肉体に関してですが、これには実体があります。

 「受肉体」というくらいですから当然と言えば当然ですが、彼らにはベースとなる肉体があります。

 

 よく宿儺のことを「呪霊」と言っている人がいますが、これは正確な定義から言えば誤りで、宿儺は「元々は人間であり、呪物化したのちに受肉体となった」がより正確です。

 彼が魔虚羅と対峙し、剣を受けた時に「正のエネルギーを纏っている、俺が呪霊ならあの一撃で消し飛んでいたな」と評していることからも、受肉体と呪霊の一番の違いは「実体の有無」であることがわかります。

 

 他には呪胎九相図ですね。

 呪胎九相図に関しては以前こちらで解説していますので詳しくはそちらを見ていただければと思いますが、彼らは加茂憲倫によって生み出された存在であり、呪物としての「核」となる実体があります。

 故に壊相と血塗の死後、彼らの肉体は消えずに残りました(だから虎杖と釘崎は「人殺し」の共犯ということです)。

 

 彼らの特徴は実体としての肉体があることですので、肉体の治癒に関しては反転術式が必須となります。また、人間に近しい身体構造をしているので臓器をいくつか潰せば死にます(宿儺に関しては心臓がなくても生きていましたが……)

 

 単行本15巻時点でで登場したキャラクターで呪物の受肉体というのは宿儺、脹相、壊相、血塗の4人です。彼らは皆受肉前の呪物としての等級は特級でしたが、受肉後の等級は明かされていません。

 

 その後、死滅回游編にて多くの受肉体が登場しました。鹿紫雲一や石流龍、烏鷺亨子やレジィ・スターといった術師達が該当し、彼らの受肉によって器となった者の自我は消滅してしまっています(2023年2月11日追記)

 

 というよりも正確には「呪物が受肉した後の区分が明かされていない」です。肉体があるので呪霊ではありませんが、かといって明確に呪詛師と言われたわけでもないので、ここに関しては宙ぶらりん状態ですね。説明が欲しい。

 

 

 呪霊と受肉体の違いについてはこんなところでしょうか。

 少しでも皆さんの理解の助けになっていれば嬉しい限りです。

 

 それではまた。

 

 よしなに。 

 

【感想】禪院直哉の術師としてのスタンス【呪術廻戦】

 ども、けろです。

 本誌の方で人気爆上げ中の脹相ですが、個人的には直哉も同じくらい好きです。

 登場してからわずか数話で様々な属性が付与され、多くの読者の琴線を刺激した直哉くん。

 

 個人的には彼のスタンスというのがめちゃくちゃしっかりしていて、確かに彼はれっきとしたクソ野郎なんですが、そんな劇的クソ野郎だけどこれまでのキャラクターと綺麗な対比関係になっているなと思ったので、それを今回は取り上げます。

 

f:id:kero_0441:20210316215734j:plain

*1

 

 

1.直哉と脹相〜兄に対する価値観の違い〜

 

 まずはこれですね。既に今週号の感想記事で述べましたが、鮮やかすぎる対比に息が漏れました。どちらかというと脹相の名言を際立たせるための発言でしたが、その対比から炙り出される直哉のクソさというのがまた良いですね。

 

 脹相:デキが良かろうと悪かろうと兄は弟の手本なんだ。兄が道を誤ったなら弟はその道を避ければいい。兄が正道を歩んだのなら弟は後をついてくればいい。俺には手本がない。何度も何度も間違える。それでも弟の前を歩き続けなければならん。

 直哉:弟よりデキの悪い兄なんか居る意味ないやろ。首括って死んだらええ。

 

 ここまではっきり言うの、むしろ清々しいですね。

 でもこれ、裏を返せば「兄は弟より優秀で居るべき/弟の手本となるべき」ということで、そういう意味で彼は彼なりに兄弟観というのを持っていることになりますね。

 彼が幼少期にどういう育ち方をしてあのような劇的クソ野郎になったのかは分かりませんが、少なくとも成長過程で何かしらのターニングポイントはあったはずで、その一つに兄に対する失望(?)なんかもありそうです。

 

2.直哉と真依〜獲物に対する捉え方〜

 

 彼は獲物、つまり武器等の道具を使用することに対して「ぶっちゃけダサいと思ってる」ことが明かされました。そうは言っても作中で一度も獲物を使ってない術師というのが五条・狗巻・直毘人くらいしかいないんですが、これに関しては「彼なりの術師としてのあり方」という矜持の話であって現実的かどうかとは別ですね。

 

 というか、術式によっては獲物を持ってないと始まらないものもありますからね。釘崎の芻霊呪法、真依の構築術式、三輪ちゃんのシン・陰流なんかは術式+獲物でその真価を発揮するので、まぁ直哉の発言は言ってしまえば暴論です。

 ただ、それでも彼なりの矜持はしっかりあるようで、これも「術師たるもの術式で戦ってナンボ」ということです。暴論ですけど正論。

 

 そんな彼の発言が対比として描かれているのが彼の従姉妹、真依です(別に真依だけではないですが、呪具使いでない術師で特徴ある戦い方をするのが彼女だったので)。

 真依の戦闘スタイルは銃の弾に呪力を込めて撃つという中・遠距離タイプで、当然ですが近代武器という獲物を扱っています。これに関しては偽夏油も「術師相手であれば通常兵器は積極的に取り入れるべきだと思うよ」と好意的な評価をしています。

 

 どちらが正しいとかいう話ではなく、これはもう完全に好みというか、矜持としてどういう選択をするのかという話ですね。

 

 彼はクソ野郎ですが、クソ野郎なりの「曲げられないところ」というのが垣間見えて嬉しかったです。

 

3.直哉と甚爾〜術式至上主義だけど〜

 

 直哉、何かというと甚爾の名前を引き合いに出すんですよね。

 禪院家で扇と甚壱と会した際は甚壱と甚爾を比較する発言をしたり、今週の142話でも兄たちと甚爾を比較するような言い方をしたり。

 

 彼は上述の通り劇的クソ野郎で、その根幹にあるのは男尊女卑と術式至上主義です。であるなら彼が甚爾を認めるというのは恐らくなさそうですが、彼なりに一定の評価というのはしていた可能性がありそうです。

 

 兄に対しては「俺の兄さん方もブラブラとみっともないねん。よぉアレで甚爾君のことやいやい言えたもんや」と発言していますから、これを紐解くと「甚爾君は術式はないけど兄さん方と遜色なかった」というのが浮かび上がってきそうです(あくまで一考察として、です)。

 

 術式至上主義であり「無能は死ね」というスタンスの彼ですが、なんやかんや甚爾のことは嫌いではなかったのかなと。肯定の意味での「好き」ではないにせよ、「おもろい奴」くらいには思っていたのかもしれませんね。

 

 個人的には彼の退場前に過去回想とかで五条たちとどういう交流があったのかは描いてほしいんですよね……仮にも直哉は次期当主候補でしたし、五条家当主の五条とどういう距離感で接していたのか気になります。まぁ五条のことですから歯牙にもかけていなかったとは思いますが。

 

 魅力的なキャラクター直哉君、今後も色んな地雷を踏み抜きながら憎まれていってほしいです。

 

 

 それではまた。

 

 

 よしなに。

 

 

(そういえば呪術廻戦非公式ファンブックのようなものまで出てるんですね。ワンピースとか進撃の巨人とかで出てるのは知ってたんですがついに呪術までその対象に。嬉しい限りですね。)

 

 

*1:引用:芥見下々『呪術廻戦』「週刊少年ジャンプ」第11号、2021年、p82