けろの漫画雑談所

漫画の感想・考察・妄想の集積所です。主にジャンプ作品についてだらだらと語ります。

【感想】乙骨味方or敵説が完全決着した件【呪術廻戦】

Hatena

 ども、けろです。

 

 昨日アップした最新話感想記事で軽く触れたんですが、乙骨パイセンが虎杖の味方というのが判明しました。流石にこれすらブラフということは(今後の展開的にも)なさそうなので、「乙骨が虎杖の味方」というのは確定情報と捉えていいと思います。

 

 そこで今回は、僕が以前考察した「敵説」「味方説」の双方を振り返ってみて、考察のどの部分が当たっていたのか、外れていたのかを(敵・味方説の双方を)見てみましょう。

 

1.味方説の答え合わせ

1-1.前提となる説の整理

 

 まず「味方説」に関してですが、僕は以前二つの記事で乙骨は味方ではないか?という説を考察していました。

 

kero-entame-channel.hatenablog.com

 

kero-entame-channel.hatenablog.com

 

 結果的には味方だったわけですが、上記の二つの記事を答え合わせの対象としていきます。

 

 僕自身が記事の中で取り上げた、「乙骨は味方では」とする要素を下記に抜粋します。

 

・宿儺の術式に巻き込まれたにしては狗巻の負傷の仕方が妙

・乙骨ほどの術師が策謀に気づかないはずがない

・高専上層部は"縛り"を結べない

・他の術師に対して有利な立場の確保

・乙骨は虎杖をリカに殺させず、自ら手を下している

・宿儺-虎杖間の"縛り"の破壊を目的にしている

・五条は海外出張で乙骨に会っている

 

1-2.各考察に関する答え合わせ

 

・宿儺の術式に巻き込まれたにしては狗巻の負傷の仕方が妙…不明

 

 これは現時点で狗巻が登場していないため判別ができません。ただ、高専上層部が乙骨の「彼は狗巻君の腕を落とした」という発言を疑っていなさそうでしたから、狗巻負傷と虎杖には特に関係はなさそうですね。

 

・乙骨ほどの術師が策謀に気づかないはずがない…○

 

 五条の助けがあったとはいえ、事前に気づいた上での芝居でしたね。

 芝居にしては目のバキバキさが常軌を逸していましたが。

 

・高専上層部は"縛り"を結べない…×

 

 結べましたね。

 ただ"縛り"の条件は僕が予想した「狗巻の治癒の代わりに虎杖を殺す」といったようものではなく、「乙骨が虎杖の執行人として認められる代わりに虎杖を「殺す」という"縛り"」でした。政治的な駆け引きだなぁと思いましたが、こういう簡潔な約束事も"縛り"として設定できるんですね。まぁそもそも他者間の"縛り"は「強制された約束事」のようなものなので、互いが同意すればどんな条件でもいいのでしょう。

 

 

・他の術師に対して有利な立場の確保…◎

 

 乙骨が執行人を引き受けた理由は「他に執行人を立てられたり、虎杖君の情報を断たれるよりは、こう立ち回るのがベストだと判断した」というものでした。クレバー乙骨。アンタが優勝。知略もあるゴリラ。

 

・乙骨は虎杖をリカに殺させず、自ら手を下している…○

 

 これもほぼ当たりと言っていいでしょうか。乙骨の反転術式がどの程度の治癒まで可能なのかは分かりませんが、少なくともリカちゃんがグチャグチャにしてしまった状態で生き返らせるのは難しいでしょうから、心臓を一突きにしたのは殺害方法として見事です。

 

・宿儺-虎杖間の"縛り"の破壊を目的にしている…不明

 

 これはちょっと微妙です。宿儺と虎杖の"縛り"というのが、「宿儺によって治癒された心臓」に対して機能しているのか、それとも「心臓を治すという行為」に対して働いているのかが分からないからです。仮に後者だとすると、今もなお宿儺が結んだ「契闊」の"縛り"は生きていることになります。

 

・五条は海外出張で乙骨に会っている…◎

 

 しかもかなり具体的にお願いされていましたね。五条ほどの男が「僕になんかあったら」と乙骨に依頼するとは、彼のいう「嫌な予感」というのは一体何を指していたんでしょうか。

 9月というと姉妹校交流会直前ですから、あの時点で自身が封印・無力化される未来まで考えていたのだとすると頭が回りすぎてる。

 

2.敵説の答え合わせ

2-1.前提となる説の整理

 

 続いて敵説についてです。というか乙骨が味方であった時点でこの説で挙げていることはほぼ全部的外れなんですが、まぁそれはそれで一興としておきましょう。

 

kero-entame-channel.hatenablog.com

 

 敵説として僕が挙げたのは以下の通りです。これらについて答え合わせをしていきましょう。

 

・狗巻の腕を落としたのは宿儺/虎杖

・五条が海外出張で乙骨に接触していてもなお「五条先生の教え子とか関係ないですよ」という発言はおかしい

・乙骨の人柄

 

2-2.各考察に関する答え合わせ

 

・狗巻の腕を落としたのは宿儺/虎杖…不明(ほぼほぼ×)

 

 味方説の方でも触れましたが、狗巻の腕を落とした者の正体はまだ明かされていません。ただ、乙骨がこうして味方として現れてくれたということは、少なくとも宿儺/虎杖の犯行ではない可能性が高そうです。

 

・五条が海外出張で乙骨に接触していたことの奇妙さ…×

 

 全然奇妙じゃなかったですね。芝居でした。

 ただ、この記事を書いたときにはまだ『漫道コバヤシ』での対談情報が解禁になってませんでしたから、この時点で「五条は事前に乙骨に会っていたのでは」という考察に関しては部分的に当たっていたと言えるかもしれません(言い逃れ)。

 

・乙骨の人柄…×

 

 クッソ優しかったですね。彼なりに虎杖には通ずるものがあって、だからこその「君は悪くない」だったんですね。虎杖と対比的に語ってしまってすみませんでした。

 

 

 

 こうしてみると半々くらいの正答率でしたね。

 何にしても乙骨が味方で本当に良かったと安堵しつつ、今後は彼が虎杖たちの味方として動いてくれるというのが何よりも頼もしく感じます。早くリカちゃんの正体について教えてほしいしミゲルにも会いたい。

 

 というわけで今回はこの辺で。

 

 それでは。

 よしなに。