けろの漫画雑談所

漫画の感想・考察・妄想の集積所です。主にジャンプ作品についてだらだらと語ります。

【感想】謎の男・ミゲルの下馬評がどんどん上がってる件【呪術廻戦】

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 ども、けろです。

 今まで散々考察記事ばかりを書いていたので、これから不定期で作品を読んで感じた感想を綴る回を増やしていこうと思います。決してネタ切れ防止とかじゃないです、ええ。

 

 というわけで以下目次です。

 

0.はじめに〜ミゲルって誰だっけ〜

 

 まず呪術廻戦アニメ勢の方、0巻未読の方、そういえば誰だっけとど忘れしてしまった方のために、前情報を整理します。

 

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 この男ですね。変な帽子とサングラス、デッケーピアスをした黒人です。五条悟からは「ボビー・オロゴンみたいな喋り方しやがって」と評されていますが、これ映像化するときは原作のセリフをそのまま使えるんでしょうか。

 

 作中での登場は百鬼夜行で五条の足止めを担当したっきりでしたね。本編では未だ未登場、扉で登場しただけになっています。

 

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 アニメ2クール目のopでもその姿が一瞬描かれ、ファンの間で話題になりましたが、やはりミゲルは扉絵での登場と同様に乙骨と海外を回っているようですね。その目的等は今後本編で明かされると思いますが。

 

 ちなみに戦闘スタイルは「呪術が込められた縄を用いて相手の術式を乱す」ものでした。

 

 一見すると大したことなさそうな戦い方ですよねこれ。作中ではその後もチート級の術式が多く出ていますから、その中で「縄を使って相手の術式を邪魔する」というのは、どうにも格下感が拭えません。まぁ元々ミゲルの目的は五条の足止めでしたから、彼本人の術式を使っていなかった可能性もあります。

 

 ただですね、この0巻でのミゲルの活躍、後々呪術廻戦本誌が進んでいくにつれて「実はとんでもなかったんじゃ……?」という感想があちこちから出てくるようになったんですよ。というのもミゲル、五条悟を約10分間足止めし、生還することに成功しているんです。

 

1.五条の強さを整理する

 

 じゃあそもそも五条悟ってどんくらい強かったっけ?というのを整理しておきます。まぁ読者の方はもう知ってるよって感じだと思いますが。

 

1-1.宿儺の指8、9本分と言われていた漏瑚を圧倒

 

 まずはこれでしょうか。漏瑚の強さはあとで詳述するとして、宿儺の指9本分の実力者を歯牙にもかけず、おまけに漏瑚の領域展開を簡単に上書きしていました。

 

 この「領域の上書き」、五条は簡単そうにやってのけましたが実はそうじゃないことが後々明かされています。単行本12巻のvs陀艮で陀艮が展開した領域を伏黒恵が自身の領域で中和しようとしていました。これを陀艮は「綱引きの状態」と表現しており、通常領域というのは、先に展開されたものと後に展開されたものがその場の主導権を巡って奪い合いをするようです。その際に重要なのが相性や練度なのですが、特級呪霊陀艮も、天才術師伏黒恵も、相手の領域を簡単に奪えずにいました。

 それを五条は(アニメでも美麗に描かれた通り)一瞬で塗り替え、漏瑚を圧倒しています。とんでもない能力差。

 

 ちなみにここでの指標となっている「宿儺の指」ですが、天才と評される伏黒恵ですら指3本を取り込んだ状態(本来の実力の1/6以下の宿儺に圧倒され、手も足も出せませんでした。やはり呪いの王と言われるだけありますね。

 

1-2.東堂、虎杖、伏黒、真希の4人がかりでも倒せなかった花御を瞬殺

 

 続いて花御です。これは渋谷事変での東急東横線内のホームにて繰り広げられた戦闘で、五条は領域展延に対抗するために無下限の術式を解いて体術と基本の呪力操作だけで立ち回っています。その後彼はパワー勝負に持ち込み、花御を文字通り木っ端微塵にすり潰して勝利しました。

 

 この花御も、漏瑚と同じく特級を冠されているだけあって馬鹿みたいに強いです。

 具体的には渋谷事変以前の京都姉妹校交流会編での一戦ですね。

 花御は伏黒、真希、東堂、虎杖の4人と戦闘し、それでも倒されませんでした(一応加茂と狗巻も参戦してはいますが、正面きって戦闘したのは前述の4名なので、便宜上このように書いています)。

 

 じゃあこの4人が弱いかというとそんなことはなく、伏黒は1年生で2級術師の天才ですし、真希も実家が昇級の邪魔をしているせいで4級で留まっていますが実力は2級相当と言われています。虎杖は言わずもがな宿儺の器でありミルコ・クロコップの生まれ変わり、東堂は前述の百鬼夜行にて京都に放たれた1級呪霊5体、特級呪霊1体を単騎で(かつ1級には術式も使わず)祓っています。

 

 要するにこの4人、作中ではめちゃくちゃ強いんですよ。その4人が祓うことができず、逃亡を許してしまった花御。

 そんな花御を余裕でぶっ殺した五条悟、やはり作中最強の名は伊達じゃないですね。

 

1-3.覚醒後、フィジカル最強のパパ黒を圧倒

 

 これも忘れちゃいけません。単行本で言うと8、9巻で描かれた五条過去編にて登場した伏黒甚爾、通称パパ黒。彼は呪力の一切を捨て去ることで類まれな膂力と五感を手にしたフィジカルギフテッドの天与呪縛であり、その実力は当時高校2年生だった五条と夏油を瀕死に追い込んでいますし、現代に蘇った際は特級呪霊の陀艮を呪具と体術のみで祓っています。要は下手な特級呪霊なんかじゃ相手にならないチートゴリラですね。

 

 そんなパパ黒を、反転術式に目覚め、覚醒した五条は虚式「茈」で瞬殺しました。これが初見の技だったというのもありますが、曲がりなりにもパパ黒はフィジカル最強のゴリラです。渋谷事変での伏黒の不意の一撃にすら反応して回避するくらいの身体能力ですから、彼が反応できなかった時点で相当の実力差だったのでしょう。

 

 つまり何が言いたいかというと、五条悟という男はどこまでいってもチートで、特級呪霊も特級相当の術師も相手にならんってことです。

 

2.漏瑚も相当強かったよね

 

 じゃあ漏瑚はというと、彼も作中での対戦相手が悪すぎる(五条悟、宿儺)せいで弱く見られがちですが、その実力は確かです。

 具体的には(陀艮戦後で消耗していたとはいえ)禪院家当主直毘人、前述の体術鬼強真希、1級術師七海の3人を文字通り瞬殺しています。確かに陀艮との戦闘でかなり消耗していましたし、直毘人に関しては腕一本を失っている状態ですから分からなくもないですが、彼らが反応できない速度で移動し、炎で焼き払うというのは相当の実力です。

 

 やっぱり漏瑚は呪霊の中でもトップクラスの実力だったんだなというのがわかる描写でしたね。その後宿儺に指一本触れることすらできずにボッコボコにされて死にましたが…………

 

3.本編でそろそろ出てほしい

 

 と、ここまで語った情報を総括します。ミゲルは、学生トップクラスの実力の東堂や伏黒、真希らを相手にものともしなかった特級呪霊花御や漏瑚、陀艮を祓ったパパ黒をも凌駕する実力の持ち主であった五条悟を10分間も(死ぬことなく)足止めした人物、ということになります。もちろん彼の術式や戦い方が「足止め」に特化したものである可能性もありますが、それでもとんでもなさすぎ。

 作中では0巻以降登場していないのに、作中で色々なキャラクターが戦えば戦うほど間接的にミゲルの実力がとんでもないことになってるのがめちゃくちゃ面白いです。

 

 

 というか乙骨が東京に帰ってきたんですから、ミゲルも一緒に帰ってきてたりしません?虎杖との殺し合いの直前に割って入ってきて「人ヲ殺シテモ意味ナンカナイ」って止めてくれたりしません??

 

 オープニングや扉絵であれだけ意味深に描かれているくらいだし、個人的にはそろそろ本編に登場してもいいと思ってます。多分全読者が喜びの声をあげます。

 

 

 というわけで今回はこの辺で。ミゲルが恋しいですね。

 

 

 それでは。

 よしなに。

*1:引用:芥見下々『呪術廻戦』第0巻、集英社、p134