けろの漫画雑談所

漫画の感想・考察・妄想の集積所です。主にジャンプ作品についてだらだらと語ります。

【解説】今さら聞けない、呪霊と受肉体の違い【呪術廻戦】

Hatena

 ども、けろです。

 この解説シリーズ、結構楽しくて好きです。

 というわけで今回は、SNS上とかでたまに見かける呪霊と受肉体の混同について、実際のキャラクター等も交えつつやっていこうと思います。

 

 それではやっていきましょう。

 

 

1.呪霊〜負の感情の集合体〜

 

 まず呪霊に関して、一言で説明すると「負の感情の集合体」です。

 人間から漏出した恥辱や後悔、恐怖といった負の感情が、モノや場所といった特定の対象に対して集合的に蓄積して生まれるものになります。

 

 よって全身が呪力によって構成されており、実体はありません

 

 少年院編で宿儺が特級呪霊に対して「呪力による治癒は人間と違い呪霊にとってそう難しいことではないぞ」と言っていたのはこれに由来します。

 肉体の全てが呪力によって構成されているからこそ、呪力で簡単に治癒ができるというわけですね。五条にやられていた漏瑚が時間経過によって回復していたのも、彼に実体がなかったからです。

 

 当たり前ですが、実体がないということは一般人には認識できないということです。

 八十八橋編で真人が一般人の目の前で「大丈夫?この状況で俺が見えてないとかまじでセンスないよ」と言っていたのは、真人は呪霊であり実体を持たないため、一般人には見えないよ、ということです。

 

 一応例外はあって、死の危機に瀕している時とか、そういう特殊な状況下では呪霊が認識可能になったりします。1巻の虎杖がそうですね。

 

 呪霊に関して覚えてもらいたいのは、実体を持たない呪力による構成体ということです。

 

2.受肉体〜実体を持つ存在〜

 

 ではそれとは逆に、呪物の受肉体に関してですが、これには実体があります。

 「受肉体」というくらいですから当然と言えば当然ですが、彼らにはベースとなる肉体があります。

 

 よく宿儺のことを「呪霊」と言っている人がいますが、これは正確な定義から言えば誤りで、宿儺は「元々は人間であり、呪物化したのちに受肉体となった」がより正確です。

 彼が魔虚羅と対峙し、剣を受けた時に「正のエネルギーを纏っている、俺が呪霊ならあの一撃で消し飛んでいたな」と評していることからも、受肉体と呪霊の一番の違いは「実体の有無」であることがわかります。

 

 他には呪胎九相図ですね。

 呪胎九相図に関しては以前こちらで解説していますので詳しくはそちらを見ていただければと思いますが、彼らは加茂憲倫によって生み出された存在であり、呪物としての「核」となる実体があります。

 故に壊相と血塗の死後、彼らの肉体は消えずに残りました(だから虎杖と釘崎は「人殺し」の共犯ということです)。

 

 彼らの特徴は実体としての肉体があることですので、肉体の治癒に関しては反転術式が必須となります。また、人間に近しい身体構造をしているので臓器をいくつか潰せば死にます(宿儺に関しては心臓がなくても生きていましたが……)

 

 現時点(単行本15巻)で登場したキャラクターで呪物の受肉体というのは宿儺、脹相、壊相、血塗の4人です。彼らは皆受肉前の呪物としての等級は特級でしたが、受肉後の等級は明かされていません。

 というよりも正確には「呪物が受肉した後の区分が明かされていない」です。肉体があるので呪霊ではありませんが、かといって明確に呪詛師と言われたわけでもないので、ここに関しては宙ぶらりん状態ですね。説明が欲しい。

 

 

 呪霊と受肉体の違いについてはこんなところでしょうか。

 少しでも皆さんの理解の助けになっていれば嬉しい限りです。

 

 それではまた。

 

 よしなに。