ども、けろです。
前回の記事を公開したのがつい先ほどすぎて、もはやここで振り返る必要がないのではないかと思っています。
というわけで今回は前置きもそこそこに早速やっていきましょう、怪獣8号感想回です。
1.復活の怪獣8号
戦況を変える一手として力を発現した怪獣8号。
それを見た怪獣9号は「君が怪獣8号だったカ」と言い、倒された余獣を復活させる謎の力を発動。
ここで蟻型の余獣が形状変化して羽を広げるの、個人的にめちゃくちゃカッコよくて好きです。この作品では様々なフォルムの怪獣が出てきますが、この手のシンプルな造形の怪獣が変形するのは少年心がくすぐられます。異形の存在、という雰囲気が強まるので。
蟻型の余獣をキコルが、怪獣9号本体をカフカが担当する形で分散した二人。そういえばキコルの専用武器である戦斧は前回怪獣9号によって破壊されてしまったので、彼女の武器は手持ちのハンドガンだけなんですが、どう考えても予備兵装のハンドガンで大量の余獣を蹴散らしているのはさすがキコル様といった感じです。彼らの武器は使用者の解放戦力によって威力を変えるので、ただのハンドガンでもキコルが使えば相当な威力になるのでしょう。
めちゃくちゃ個人的ですが、キコルの「勝たなきゃ殺すわよ」ってセリフ、めちゃくちゃ良くないですか?この手の少年漫画にはよく登場する、「矛盾を含んだ檄」なんですが、僕はこの手の台詞回しが本当に好きです。「死んだらぶっ殺す」「死んでも生きて帰ってこい」とかもそうですね。キコルのセリフもそれと同じで、「負け=死」である以上「勝たなきゃ(≒負けたら)殺すわよ」って矛盾以外の何物でもないんですが、そんなこたぁいいんですよ。熱ければいいんです。
2.怪獣8号vs怪獣9号、大怪獣同士の戦い
切られた戦いの火蓋。開幕怪獣9号が発した「あれからボク、文字通り一皮剥けてね」が下ネタに見えるくらいには心が汚れた大人になってしまった僕ですが、ここの変形がおどろおどろしくて最高です。羽がさらに変形し、エネルギー発射口のようになるの、ほんまに好き。
そんな怪獣9号のどてっ腹に大穴をブチ開けて蟻型余獣の核を貫くカフカはもっと好きです。見開きの使い方がめちゃくちゃカッコいいし、怪獣9号が反応できていないというのも彼らの実力差を表していていいですね。
ここからの戦い方はもう圧巻です。
連撃をしかける怪獣9号に対し、カフカはそれに軽く応戦。まじで余裕そうに戦っているのが強すぎる。
「皮肉なもんだ。一度乗っ取られたことで、前より体の使い方がわかる」というセリフも良い演出。暴走し、"自分が知らない力の使い方"を経験したカフカは、以前よりも格段に成長しているようです。
自身の足の裏に放出口のような穴を開け、上空から急激な加速で放つ特大の一撃。
この戦いを読む前は、正直「どっちが勝つかな〜」と思っている自分がいました。何せ相手は怪獣9号。以前の邂逅時はカフカが勝ちましたが、その後脱皮を経て強靭になった怪獣9号のことだからカフカを追い詰めたりするのかな、なんて考えていました。
いや圧勝て。
主人公ムーブが過ぎるよカフカ。最高じゃん。
物語の割と初期から登場していた謎めいた人型怪獣・怪獣9号がこんなにも(良い意味で)あっさり倒されたというのがびっくりですし、この後どんな展開が待ち受けているのか楽しみすぎます。
個人的には、完全に倒しきれていなかった怪獣9号が逃げようとしたところに新たな人型怪獣が現れて手負の怪獣9号を瞬殺。その後新たな敵の存在を匂わせながら戦線を去る、みたいな王道展開がきてほしいですね。これは完全に妄想です。
というわけで激アツ展開連続の怪獣8号、次はまた来週ですね。
それではまた。
よしなに。