ども、けろです。
今日が日曜日であること、ジャンプの発売が月曜であること、ここまでいえばもうお分かりですね?遅くなりすみませんでした(平謝り)
というわけで明日に迫ったジャンプ更新に滑り込みセーフ、ヒロアカ感想回をやっていきましょう。
1.デクとオールマイトの仲直り
次なる戦いへの幕間ということもあり、今週はマジで平和というか、デク達だけじゃなく僕たち読者の心も休まる回でした。
みんなでお風呂に入るの、「あぁ高校生だなぁ」としみじみしました。でもお湯の温度42℃ってちょっと熱くないですか(40~41℃派)。
お風呂パートで一番好きなのはかっちゃんが「デ…」といつもの呼び名を言いかけて「いずく!」と訂正したところです。僕たち読者にとっても言い知れぬむず痒さがあるこの呼び方、マジで新鮮ですね。でもまだぎこちないのが彼らの関係性がこれから始まっていくんだというのを感じさせます。彼らが真の意味で「ライバル」になった瞬間なのかな、と個人的には思っています。
でもやっぱりこのパートで一番良かったのはデクとオールマイトがちゃんと仲直りしたところですね。前回ステインと共に「英雄とは何か」について考えさせられたオールマイトが、再びデクや雄英高校生の元に戻ってきてくれて本当によかった。
ステインに諭されたオールマイトが「地を這ってでも私も戦うぞ。少年たちに灯る"火"の征く先を見届けるために」と決意を新たにするのが印象的です。自分自身で勝手に線を引いていたこれまでの自分を改め、次世代のヒーロー達と共に歩むと決めたオールマイト、マジで死なないでくれ。
デクの「トンカツ弁当、とても力になりました」の言葉も良すぎましたね。ちゃんと「今のオールマイト」に対してきちんと感謝できていて、その上で「一緒に守りましょう」って、心があっっっっっったかくなれます。ホッカホカ。
2.みんなで更に向こうへ
デクが寝静まったあと、A組のみんながそれぞれの想いを口にしていくのも良かったですね。
かつて自分に流れる血に囚われて原点を見失っていた轟も、「違うって証明する」と荼毘との対決を匂わせる決意を固め、それを見た耳郎がみんなを束ねて「文化祭みたいに最大限の力でやれることやろう」と。
A組好き好き侍に変貌しました。いや元々好きなんですけど、こうやってごく自然な流れで「一緒に頑張ろう」と団結できるの、真っ直ぐですね。
かつて文化祭で団結できたからこそ、今回の危機だってみんなで乗り越えるぞと。いやほんと、ここから誰かが脱落するのも裏切るのも考えられない……誰も死なず、誰も裏切らないでくれ……(とはいっても生徒側の内通者の存在が完全に否定されたわけじゃないのが怖いところですね)
3.残された猶予
「生命活動中の定着速度は予測が難しいとしながらも、完成に到達するには"最低2ヶ月の安静が必要"と殻木・セントラルの解答が合致」
これまでの情報を整理するホークスが、「AFO・死柄木を先手で討てる猶予はあと1ヶ月」と口にします。これは死柄木に移植されたAFOの個性が完全に定着するまでの期間を指していて、その時が来れば死柄木は「完成体」になるわけです。未完成の状態ですら甚大な被害を齎したことを考えると、そりゃ先手を打つという判断は至極合理的だし、可能なら死柄木が動けないうちに攻撃をしかけたいです。だからこそこれまでホークスやエンデヴァー達は死柄木・AFOの居場所を探り続けていたわけで。
そこに舞い込んできたステインからの情報。そこに何が記されていたのか気になるところですが、少なくともヒーロー側に不利な情報ではないと考えて良さそうですね。
かつて人々を恐怖に陥れたヒーロー殺しのステインがヒーロー社会の存続に力を貸すというのがなんとも皮肉ですが、これでエンデヴァー達は前進できそうですね。
決戦はかなり近いところにきていそうですし、これが終章であることを踏まえるとその決戦が終われば『ヒロアカ』の物語が終わってしまうことを考えるとマジで完結への道を歩んでいるんだなというのを感じます。もちろん清算しなければいけない物語がまだ多く残されているので完結それ自体は少し先だと思いますが、僕たち読者は「ヒロアカが載っていないジャンプ」をそう遠くないものとして考えなければいけないんですよね。
決戦が楽しみにでありつつも、そんな一抹の寂しさも抱いてしまいました。
さて、次号は明日なのでワクワクしながら待とうと思います。
それではまた。
よしなに。