ども、けろです。
毎週なぜかヒロアカ感想回だけ週の終わりになってしまうの、いよいよ何かしらの名前をつけた方がいい気がしてきました。決して後回し癖ではありません。マジで書きたい記事やら考察やらを書いていたら書くのが遅くなってしまうだけです。
来週はなるべく週初めに書きたいと思います……
というわけでやっていきましょう、ヒロアカ感想回です。
1.炸裂する「擬似100%」、弾速を超える
冒頭のオーバーホール、お前「オヤジ」以外にも喋れたんかいと全僕がツッコミをいれたんですが、彼にはもう何かを成し遂げたいという思いがなくなってしまったのでしょうか。
確かに彼の目的であったヒーロー社会のリセットは要の壊理ちゃんを失い、かつ自分自身の個性も失ってしまった以上、もう彼が「オーバーホール」として動く日は来ないのかなぁと。
個人的にはオーバーホールの戦い方とか理想とかめちゃくちゃ好きなので、是非とも戦線復帰してほしいんですよ。特にこれからのインフレが加速した最終章、彼みたいな強個性は絶対に戦闘映えすると思うので。
そんなオバホを囮に使おうとするナガンちゃん、さすが元ヒーローということもあって「ヒーローが嫌がること」を一番わかってるなぁと。「自分の目の前で人が死んだ。そしてそれは自分が助けられなかったからだ」という罪悪感は、仮に誰が励ましてくれたとしてもそうそう消えるものではないでしょう。
そこにデクが放ったのは、発勁+ワン・フォー・オール45%+遠心力の組み合わせで放つ「擬似100%」の攻撃。
いや遂にここまできたか。現時点では様々な制約があって自由自在に発動できるわけではないので、オールマイトと全く同じというわけではもちろんないですが、それでもかつてのオールマイトと瞬間的に同じ威力を発揮できる位置まで上り詰めたのは、1巻から追いかけている側としては最高に熱い展開じゃないですか?
これまでは100%ぶっ放して動けなくなっていたデクが、擬似的とはいえ100%を使いこなして人を助けるの、「あぁ……遂にここまできたか」と感慨深くなりました。
現在の身体許容上限が45%なので、ここから先最終章の中で50%を超えていくのかなぁと。
2.ヒーローは血で汚れた手さえ平等に救ける
もうね、今回はこの展開で全部持っていかれました。
ナガンの右手は、かつて多くの人の命を奪った手。
それが社会のためとはいえ、彼女はその右手に宿った力でヒーローや潜在的敵のような人たちを闇に葬ってきた。
彼女のその手は、夥しい量の血で汚れ、自分を慕ってくれた子供たちにすら伸ばすことができなかった手。
罪と血と、後悔と苦痛の象徴とも言えるその手を、デクはなんの躊躇いもなく掴んで救けてしまう。
「ヒーローは、命を賭して綺麗事実践するお仕事」
確かにかつてのオールマイトはそう言ったけれど、じゃあ実際にそれを実行できるヒーローがどれだけいるのかと。そしてそれを実行しているときに、「建前」としてそれを実行している人がどれだけいるのか。
デクはどこまでも真っ直ぐ、「困っている人がいたら救ける」を地でいく人物なんですよ。相手が善か悪かは関係なく、ただ「困っているから救ける」をなんの迷いもなく実行できるのってマジで主人公だなぁと。
彼はよく「破滅的なまでの自己犠牲精神の持ち主」と評されていますが、デクは本当にどんな状況でも相手を救けちゃうんだなぁと。
しかもデクが差し出した右手はかつてオールマイトがオール・フォー・ワンを倒した時の拳であり、エンデヴァーが「始まりのスタンディング」で掲げた腕なんですよ。
「闇を知ってるあなたなら、これから照らすべき方向もわかるハズだ。僕らと一緒に戦って下さい」
いやこれを嫌味や皮肉抜きで真っ直ぐ言えちゃうの、マジでデク様何者なの????
敵にすらこうやって向き合えるデクだからこそ、死柄木に対しても「救けを求める顔をしてた」と言えるんだなぁと。
3.ナガンちゃん!!!!!??????
いやナガンちゃん!????????
身体ひび割れて爆発とか聞いてないんですけど!!!!!????
いやそりゃ確かに少年漫画の王道の一つに、かつての味方キャラが悪の手先となり、身体に爆弾を埋め込まれて登場する展開がありますけど、それをナガンちゃんでやります??????この間登場したばかりのキャラで????全身爆破を??????やります??????
やめてくれ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!ナガンちゃんはこれから先過去の行いを後悔して、ヒーローとして多くの命を救けることで償っていく贖罪系ヒーローになるんだよ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜(願望)
この回でワン・フォー・オールへの殺意が高まると共に、ナガンへの愛着が増してしまいました。
ホークスが助けに入ってくれたので流石にここで退場してほしくはないんですが、全身が内側から爆破しているこの状況で本当に延命できるのかはまた怪しいところです……
ナガンちゃんの生死が気になりすぎるので次号(もう明日ですが)を楽しみに待ちたいと思います。
それではまた。
よしなに。