けろの漫画雑談所

漫画の感想・考察・妄想の集積所です。主にジャンプ作品についてだらだらと語ります。

【感想】第141話_大ピンチの主人公勢【呪術廻戦】

Hatena

 ども、けろです。

 毎週恒例のジャンプ本誌の感想回です。

 

 それでは早速やっていきましょう。

 以下目次です。

1.乙骨の余裕が恐ろしい

 乙骨くん、いくらなんでも強すぎません?

 あの刀、多分呪具とかではないと思うんですけど、それにしても宿儺の指15本取り込んで膂力お化けになってる虎杖と対等以上に渡り合うの、さすが特級の言葉では片付けられない底の見えなさです。

 道端に転がっている四駆からサバイバルナイフを取り出し、お互い獲物を持って切り結ぶ虎杖と乙骨。

 「ビビるな!!間合いを詰めろ!!」って立ち向かってますけど、相手特級術師ですよ??

 

 と思っていたら案の定獲物の扱いで上手の乙骨くんが虎杖を蹴り飛ばし、続く一刀で虎杖のサバイバルナイフを両断し、虎杖の胴体を袈裟斬りにしました。

 それに対して「傷は深いけど内臓は出てねぇ!!」って言える虎杖も大分化け物というかイカれてますけど、刀を折られても平然としている乙骨、どこまでも余裕を漂わせていてすごい。

 

2.リカちゃんが禍々しすぎる

 刀をおられた乙骨に近接戦をけしかけようとする虎杖の後ろから現れ、「なにしてるのォ」と虎杖の動きを止める「リカちゃん」。

 

 見た目がBLEACHの虚っぽいし、フォルムと登場の仕方が禍々しすぎません?

 これが0巻の主人公っていうんだからおっかない。というか1年でどんな修行をしたらこういう変化を遂げるんですか?

 

 サブタイトルが「うしろのしょうめん」なのと、リカちゃんが虎杖の後ろから現れたこと、深読みでしょうがこれ自体が乙骨の術式の一部だと考えると面白そうですよね。かごめかごめには降霊術なんじゃないかという都市伝説もあるようなので、0巻で解呪に成功したはずの里香ちゃんが今も乙骨のそばにいる理由にもなりそうですし。

 

3.直哉vs10人兄弟のお兄ちゃん

 場面変わって直哉vs脹相。

 どうやら直哉の術式も、父親の直毘人と同じ投射呪法のようです。直毘人が「最速の術師」と言われていますから、直哉は別の戦闘スタイルがあると差別化できそうです。

 術式は「世界」だと作中でもファンブックでも言われていますし、自身の術式をどう解釈するかでその幅は大きく広がります。伏黒の「影」もそうでしたね。

 直毘人は己の視界を画角としてそれを24分割することを術式の中心にしていましたが、直哉は現代っ子なので、もうちょい近代化してくれないかなぁと夢想しています。

 4Kとかフレームレートの調整とか、そういう感じですね。

 

 対して直哉の術式の種がわからず翻弄されるお兄ちゃん、脹相。まぁ投射呪法は術式情報が開示されていないと初見殺しのチート術式なので仕方ないっちゃ仕方ないです。自分自身だけじゃなく相手にも24分割を強制できるの、反則すぎる。

 

 脹相の術式である赤血操術、その肝は「百斂」による血液の高圧縮から放たれる「穿血」「超新星」等の技ですから、体外での血液操作そのものを行う時間的余裕がなければこれらの術を使うことができないわけです。

 虎杖はこの体外での血液操作を、水を用いて無力化していましたが、なぜ脹相の相手はこうも自身の術式を封じてくる者ばかりなのか……

 

 当然のように虎杖を弟カウントして「10人兄弟の兄」と自身を鼓舞する脹相、かっこいいんだけどシュール。

 ただ最後の「赫鱗躍動・載」発動シーンはかっこよかったですね。この「載」というのは「「極ノ番」以外での技の出力を最大限上昇させたもの」であることがファンブックにて明かされていますから、これが脹相の発揮できるマックスの実力ということでしょうか。

 個人的には投射呪法は赫鱗躍動の身体能力強化でどうこうできるものではないと思っていますが、彼なりになにかしらの対抗策が浮かんでいるんでしょうか。

 

 直哉に活躍してほしいという思いもありますが、やっぱりお兄ちゃんにはまだ退場してほしくないという思いもあり……(ただ今週号のジャンプで九相図の声優が明らかになっており、これまでの法則からいくと次週で脹相が死んでもなにも不思議ではないんですよね……)。

 

 なんにせよ来週で活躍してくれることを願っています。

 

 

 それではまた。

 

 よしなに。