けろの漫画雑談所

漫画の感想・考察・妄想の集積所です。主にジャンプ作品についてだらだらと語ります。

【感想】第181話『東京第2結界①』|舞台は再び東京、秤vsシャルル開幕…!【呪術廻戦】

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 ども、けろです。

 このブログを開設してはや1年とちょっと。ぶっちゃけこの前置きで書くネタがもうありません(大の字)。

 

 と言うわけで前置きもそこそこに早速やっていきます、呪術廻戦感想回です。

 

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1.仙台結界の行く末

 

 前回乙骨の勝利で決着を迎えた仙台結界の激闘。

 今回はその続き、というよりその後が描かれました。

 

 烏鷺の「私は見た」という台詞と共に描かれたのは1000年前の両面宿儺

 四本の腕を持ち、顔の右半分は爛れ、そしてお腹には口のような線が描かれたその姿は虎杖の体を間借りしている時とはかけ離れた異形であり、「化け物」と形容するのが相応しいと感じます。

 

 烏鷺は1000年前の術師であり、その彼女が「見た」と口にしていることから、この宿儺は自身の肉体を持っていた時、つまり全盛期だったと考えられます。

 烏鷺が「何」を見たのか、そこで何が起こったのか、彼女が「圧倒的な自己」と語るその背後には一体何があるのか。わからないことだらけですが、ここら辺が語られたのは個人的には激アツですね。

 

 宿儺に関しては術式含めてわからないことの方が多いので、ここでこうして当時の姿が描かれたというのは、それだけで情報が一つ増えたことになります。

 個人的には1000年前の過去編とかでガッツリ深掘りしてほしいんですが、果たしてどうなるのか……

 

 

 そして倒れ伏した石流と言葉を交わす乙骨。

 ここで乙骨が烏鷺を指して「何を言っても暴力になります。僕は恵まれてるから」と口にしたのがいいですね……

 乙骨は幼少期に無自覚に祈本里香を呪ってしまい、その結果家族と疎遠になり、親しい友人を持つことができなかったという過去を持っています。そんな過去を過ごしてきたはずの乙骨が、自らを「恵まれている」と言い表せるの、マジで人格が完成されすぎてるんですよね……

 

 ちなみにこの時点で虎杖&日車による<総則>追加は完了しており、その追加された総則を元に乙骨は烏鷺と石流から得点を譲渡されました。

 

 

 ここでは乙骨の得点が「200点」と表記されていますが、正確には上記のツイートのように190点のようです。

 まぁ確かに点数の移動とか増減ってかなり面倒というかややこしいので、そこら辺に関しては公式から訂正さえしてくれればなんでもオッケーです。

 

 

 ただ気になったのは、そんな仙台結界に京都校の三輪ちゃんが姿を見せるシーンで場面転換したことなんですよね。

 斜めに切り揃えられた前髪と太刀を背負うロングヘアーの女性キャラは三輪ちゃんしかいないので、このタイミングで三輪ちゃんが仙台に現れたこと(となぜか目元が描かれていないこと)がとても気になります。三輪ちゃんが敵に操られてる展開とかやめてくれよ……

 

2.シャルル・ベルナールと集英社

 

 場面は仙台から東京に戻り、舞台は集英社。

 東京が壊滅状態になっても仕事が継続している集英社の就労状況がなかなかにパンクロックですが、展開もハードロックでした。

 

 ここにきて現れた新キャラ・シャルル・ベルナール

 顔面がマジで良すぎてビビるんですが、中身はそれ以上にぶっ飛んでて笑いました。

 虎耳のケモ娘が出てくる一休さん漫画、どう考えてもシュールギャグ漫画の最高峰だと思うのでどこかでおまけ連載してほしいんですが、作品についてダメ出しをされたシャルルは編集者の指をへし折って持論を展開、結果的に集英社を後にするとかいう高速ムーブ。

 

 顔面が良いので一瞬流してしまいそうになりますが、このムーブどこからどう見ても異常者のそれで笑います。

 

 

 ちなみにマジで関係ない豆知識的な雑学ですが、(外見的特徴が一般的/集合的認識上の)日本人っぽく見えない人に対する「日本語お上手ですね」は、たとえ発話者が肯定的な意味で使っていたとしても「マイクロアグレッション」という差別行為にあたるので避けるのが賢明です。詳しくは調べてみてください。

 

3.秤vsシャルル戦

 

 シャルルと二人きりで観覧車に乗る秤の図、マジでシュールすぎて笑ってしまったんですが、会話も全然噛み合ってないのがそれを加速させています。

 秤をよそに自身の漫画論を展開し、死滅回游において自身が戦いに向かう理由を見出そうとしているシャルルと、伏黒達との協力関係の立場で戦いに身を投じている秤。

 

 シャルルの職業が漫画家であると知った秤は「オマエの漫画なんざ頼まれたって読まねぇよ。根暗が感染る。ゴタゴタぬかしてねぇでかかってこいキモオタ」と純度100%、殺傷能力満点の言葉でシャルルに涙を流させる、というところで今週号は終わりでした。

 

 さて、次号以降は秤を中心とした東京第2結界での展開が主となりそうです。

 秤はその術式が未だ謎に包まれているので、このシャルルとの戦いの中で全容が明かされてほしいなと思いますね。乙骨が「ノっている時は僕より強い」と評価する術式とは一体なんなのか、非常に気になります。

 というか今二人は動く観覧車という密室の中にいるんですが、ここからどう戦いに移行していくんでしょうか。

 

 

 色々気になることだらけの最新話でしたが、次週以降も楽しみですね。

 

 

 それではまた。

 

 

 よしなに。