けろの漫画雑談所

漫画の感想・考察・妄想の集積所です。主にジャンプ作品についてだらだらと語ります。

【感想】第336話『敵』|青山優雅=内通者の事実に震えと涙が止まらない【僕のヒーローアカデミア】

Hatena

 ども、けろです……

 月曜から既に瀕死となっているんですが、この"終わりを迎えた情緒"をどうすればいいのか本当に困っています。多分何かしらの形で法規制した方がいいくらいには全国各地に死者が発生していると思うんですけど、まじでジャンプ本誌が地獄すぎて乾いた笑いが止まりません。

 

 というわけでやっていきましょう、ヒロアカ感想回です。

 

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1.人気投票結果でテンション爆上がり

 

 まずは今週の巻頭カラー、第7回のキャラクター人気投票結果発表という激アツな展開でしたね。

 堀越先生の描くカラー絵、本編にはない世界観が全面に溢れていて本当に好きです。

 

 トップ3がかっちゃん・デク・焦凍なのはまぁ既定路線として、やっぱり一番衝撃が大きかったのは「ロディ・ソウルのトップ10入り」だったんじゃないでしょうか。

 劇場版第3弾に登場した劇場オリジナルキャラクターであり、映画のメインキャラであるロディですが、まさか本誌のトップ10入りするとは思っていませんでした。

 

kero-entame-channel.hatenablog.com

 

 

 しかもカラー絵で一番手前に描かれ、読者たちにニヤリと微笑みを見せているのが本当に良くて、それだけで今週はお腹いっぱいになれるくらいの多幸感がありました。

 その上心操くんもトップ10入りしていたのでもう最高の巻頭カラーですよ。

 

 これでロディが何かしらの形で本編に絡んでくれたらもう言うことなしですね…

 

2.決戦に備えるA組一同

 

 来る決戦に備え、個性圧縮訓練に臨むA組の面々。

 デクと組み手をするかっちゃんが自身の新境地「クラスター」について語っているのがいいですね。

 先の決戦でその片鱗が描かれた新能力ですが、技の底上げやこれまで以上の高速移動など、かなり戦いのバリエーションが広がりそうですね。

 

 爆発を同時多発的に引き起こす関係上急激な体温上昇を引き起こし体力が削られてしまうというデメリットを抱えていますが、かっちゃんはいつもプルスウルトラしてくれるキャラクターなのでここからの成長に期待したいです。

 

 加えて焦凍の新境地もめちゃくちゃ気になります。

 これまでは氷結をメインウェポンとして使っていた焦凍がここにきて火力の調整を獲得するのはやっぱり熱いですし、最終決戦で荼毘との炎対決をしてくれそうなのが今から楽しみです。轟家関係としてはやっぱり「火の不始末」がエピソードの中心になるので、それ関連でも「炎」が描かれてほしいなと思います。

 

 個人的にはAFOの新しい呼び方として「顔金玉」を生み出していて笑いました。これまではずっと「梅干し」と呼んでいましたが、これからは僕もかっちゃんに倣って「顔近玉」と呼ぼうと思います。

 

3.真の内通者に情緒ぶっ壊れ

 

 は???

 

 

 青山???

 

 

 まじで本気で言ってる????

 葉隠ちゃんは内通者ではなく、真の内通者は青山優雅だったと??

 

 

 いやちょっと待ってくれ……………………

 

 え、本当に待ってください…………………………

 

 青山が実は内通者として敵側に情報を流していて、USJ事件も林間合宿での襲撃も、その裏には青山がいたって、ちょっとぶち込みすぎじゃないですか、情報量を。

 

 

 しかもそれは青山本人の意思ではなく、AFOに脅されていたというのが本当に心にきます。

 これは別記事で書こうと思いますが、青山は「もう一人のデク」であり、「オールマイトより先にAFOに出会ってしまったデク」なんですよ。

 ヒーロー社会において「個性」は当たり前の前提というか、「それ」を持っていることがヒーローになる上では必須の条件になります。それがないとどういう扱いを受けるのかは、第1話でのデクを見ていれば明らかでしょう。

 

 そんな社会に置かれた「無個性」の青山と彼の家族が、歩み寄って手を差し伸べてきたAFOの誘惑の手を払うことができなかったとして、誰が彼らを責められるというんでしょうか……

 

 もちろん彼がしたことは罪であり、彼の行動によってオールマイトの引退という結末がもたらされました。それに対する罰は下されるべきだとは思いますが、彼らがヒロアカ社会における「弱者」であり、AFOに弱みにつけ込まれた「被害者」でもあるんですよ。それだけでも何かしらの情状酌量はあってもいい気がするんですよ……

 

 

 ちょっと本当に、メンタルが無理です。久しぶりに「終わり」という情緒を迎えています。

 

 そんな青山と相対したデクが彼にどんな言葉をかけるのか、本当に気になりすぎます。

 涙を流す青山の表情は敵のそれではなく、デクの言葉を借りれば「助けを求める顔」をしています。自分のしていることが間違っているとは分かっていても、それでも止めることができない自分に対する罪悪感と後悔の念に苛まれるという歪み。

 

 それに苦しむ青山に対し、根っからのヒーローのデクがどう振る舞うのか、本当に本当に気になります。手を差し伸べてほしいとは思いつつ、オールマイトを終わらせたことに対して責任感を感じていたかっちゃんを思い浮かべるとそんな簡単にはいかないよなぁという思いになります。

 

 

 ちょっと本当にメンタルが終わりを迎えているので、詳しくは別記事で書こうと思います。

 

 

 それではまた次回。

 

 よしなに。