けろの漫画雑談所

漫画の感想・考察・妄想の集積所です。主にジャンプ作品についてだらだらと語ります。

【感想】第324話_『未成年の主張』|僕とみんなが最高のヒーローになる物語【僕のヒーローアカデミア】

Hatena

 ども、けろです。

 毎週なんとか続けていたはずのヒロアカ感想回、しれっと先週の回を忘れてしまった罪をここで懺悔します。

 

 これからはちゃんと最新話の記事を書いていこうという決意を新たにしつつ、早速やっていきましょう。

 

 それではどうぞ、ヒロアカ感想回です。

 というかここ数話の展開が全部神がかっていて本当に凄まじい勢いです。本当に終章なんだな、としみじみしてしまいます。

 

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1.笑顔のために

 

「人の喜ぶ顔が好きだった。

 両親はいつも疲れた顔していて、それが辛かった。

 初めてヒーロー活動を目にした時、周りの人々の表情に目が行った」 

 

 これを読む直前、僕はちょうどアニメヒロアカの5期を一気見していたんですが、お茶子が暴走したデクを助ける回でこの独白があったんですよ。それもあって余計に刺さりました。

 

 これがお茶子のオリジンであり、彼女が目指すヒーローの姿。一切ブレることなくその姿を目指して進み続けるお茶子の真っ直ぐさが感じられるし、何より彼女の決意を感じ取れて、サブタイトルの「未成年の主張」の重さが刺さります。

 

 「未成年の主張」、みなさん知ってますかね。

 V6の冠番組「学校へ行こう!」内の企画の一つで、各学校に赴いてその屋上から生徒が思いの丈を大声で叫ぶという企画。僕はリアタイで追いかけていてめちゃくちゃ好きでした。好きな人への告白や些細なカミングアウトなど、色んな「主張」が見られるのが良いところでした。

 

 それを踏襲し、屋上に登ったお茶子の主張、それは紛れもなく「彼女が目指すヒーローの姿」を貫くためのもの。

 

「泥に塗れるのはヒーローだけです!!

 泥を払う暇を下さい!!」

 

 これ、本当にお茶子を体現してて好きです。

 最前線で戦うのは他でもないヒーローだけれど、そんなヒーローが一息つける場所を守りたい、それがこの一言に集約されています。

 「君を含めた"全ての人"の笑顔のために」ってのがもう……

 

 お茶子は本当に、「ヒーローも市民も、同じ一人の人間」だと思っているんですよね。この超人社会・ヒーロー社会にあってこの感性を持てるのはすごいというか、お茶子が優しい人なんだなというのが伝わってきます。

 だって第317話でヒーローを辞したデステゴロですら、「俺はヒーローじゃなく人間だったみてぇだ」と零していて、多分その感覚が大多数だと思うんですよ。ヒーローも市民も、誰しもが「ヒーロー/それ以外」を区別していて、その前提に基づいて判断しているんですよ。

 ある種市井の間では当たり前となっているその前提、ヒーローと市民を隔てている「見えない川」のようなものを、「無重力」の個性を持つお茶子は飛び越えていけるんだなぁ……これは深読みかもしれませんが、こう考えると彼女の個性にも意味があるんだと思えてきます。

 

2.僕の、みんなのヒーローアカデミア

 

「緑谷出久は力の責任を全うしようとしているだけの、まだ学ぶことが沢山ある、普通の高校生なんです!!」

 

ここを彼のヒーローアカデミアでいさせて下さい!」 

 

 もうね、ここで泣きました。

 あまりに鮮やかすぎるタイトル回収。ちょっと美しすぎてこれが最終回なんじゃないかと錯覚しました。

 

 しかもそこに挿入されるのは、第1話の最終ページに綴られたデクのモノローグと、その続き。

 

「これは僕が最高のヒーローになるまでの物語」

 

「そして、みんなが最高のヒーローになるまでの物語だ」

 

 この漫画のタイトルがなぜ「僕の"ヒーローアカデミア"」なのか、ここでやっとスッキリしました。

 「僕のヒーロー」でもなく、「ヒーローアカデミア」でもなく「僕のヒーローアカデミア」なのか何故か。

 これってやっぱり、「デクとみんなが共に学び、その歩みの先に最高のヒーローがある物語」なんですよ。いやぁ本当に最高。

 

 泣き崩れるデクに駆け寄るのが以前彼が助けた獣少女と、林間合宿で救われた洸汰くんなのも最高ですね。デクがヒーローとして歩んでいく中で救われた人は確かにいて、今度は彼らが傷ついたデクを助ける番。洸汰くんが履いているスニーカーがデクリスペクトなのも、「彼の意思は受け継がれているんだな」というのを感じさせるのがアツすぎます。

 

 

 いやぁほんと………最高すぎましたね今週は。

 

 ここ最近続いていた怒涛の流れはこの話を描くためだったんだなぁと。

 いや、マジで堀越先生すごいなと感動しまくってました。

 

 

 来週どうなるのか……今から楽しみすぎますね。

 

 

 それではまた次回。

 

 

 よしなに。