ども、けろです。
先日公開になったヒロアカ映画、公式からの発表によると公開4日間で動員70万人を突破したらしいです。アニメ映画でこの滑り出し、めちゃくちゃ良いニュースですね。
いやまぁ、あの神がかり的な出来栄えを観てしまうと「それはそうやな」という思いです。納得の動員数。
というわけで今回は、前回の長文記事とは別に映画を観て気になったところをゆるっと書いていく「小ネタ感想回」です。と言ってもまだ映画は1回しか観られてないので、徐々に薄れていく記憶を引っ張り出す作業を行う関係上全ての演出に触れられるわけではありませんが、ゆるくやっていきましょう。
前回の7000文字超え長文感想記事のリンクは下記に貼っておきますので、よければこちらも合わせてご覧ください。
kero-entame-channel.hatenablog.com
それではやっていきましょう、映画小ネタ感想回です。
1.暗号にマジレスする焦凍
「ヒューマライズ」のアジト襲撃で訪れた国・オセオンの警察に追われる形で隣国・クレイドに逃亡しようとするデクとロディ。
自分たちの行き先を焦凍達に伝えようとするデクが取った手段は、傍受される危険を考慮しての「暗号文通信」でした。と言ってもその中身はかなりシンプルで、傍受されてたら多分余裕で解読されてしまう内容だったんじゃね?というのは置いておきます。
「暗くなったら
冷蔵庫にある
苺を
どうぞ」
ちょっと全文ははっきり思い出せないんですが、大凡このような暗号だったと思います。
これはまぁ暗号の中ではかなりイージーなもので、全文をひらがなに直してから頭文字を「縦読み」することで「クレイド」の文字が浮かび上がってきます。
デクが警察に指名手配されているという非常事態と、そんな状況のデクが送ってくる文章ということで、どう考えても何かしらの意図があって送ってきてるのは明白だと思うんですが、それを受け取った焦凍の反応は思わず笑ってしまうものでした。
「あいつ……俺たちにイチゴを……!?」
いやそんなわけなくない???
自分の身が危険に晒されてる状況下で、「あ、そういえばみんなのためにイチゴ買っておいたんだよな。教えてあげなきゃ」ってなるわけなくない????
しかもそれを冗談とかじゃなくめちゃくちゃ真面目な顔で言っちゃうあたり、焦凍の天然っぷりが可愛くて最高でした。
というかそばにいたクレア・ボヤンスが「縦読みですね」って正してくれなかったら焦凍は冷蔵庫に直行してたんですかねこれは。そんで「イチゴなんて無ェじゃねぇか。……もしかして爆豪が食ったのか?」みたいなこと言ってたんですかね。かわいい。
オセオンとクレイドの国境で戦闘になっているデクの元に駆けつけた焦凍は「保須の時といいお前の通信は分かりづらい」と零してましたが、位置情報だけを送りつけた保須の時と違って今回はめちゃくちゃわかりやすくないですか????
焦凍の天然さがかわいいって話でした。
2.逆にめちゃくちゃ鋭い爆豪
反面、爆豪がめちゃくちゃ鋭くて面白かったです。
運んでいたアタッシュケースからメモリ保存カードを手に入れたデク達がクレイドにてそのカードの中身を確認した時、出てきたのは夥しい量のファイル。
画面いっぱいにファイルが表示されたあたり、ファイル作成者はだいぶ管理が下手くそだなと感じたわけですが、それを目の当たりにした爆豪は瞬時に「タイムスタンプだ!」ってファイルをソートを実行。
結果的に一番最近更新されたファイルを開き、「ヒューマライズ」の目的を知ることができたわけですが、その上で爆豪はフレクト・ターンが潜伏するアジトの居場所を突き止めるために地図ファイルを引っ張り出して「鍵置いといて入口書かねぇ馬鹿はいねぇ」的な流れで一瞬で突き止めました。
いやその機転すごいな、と。
冷静に考えればそのファイルの山の中にあるだろう、というのはわかると思うんですが、あの追い込まれた状況下で冷静に考えて行動できるのはシンプルにすごいです。
爆豪はやっぱりセンスの塊だな、と感じた話です。
3.デク達の帰国便は多分直行便じゃない
最後はマジで小ネタも小ネタ、しかもめちゃくちゃどうでもいい話です。
映画の最後、デク達はクレイドの空港から飛行機に乗り、日本に帰ったわけですが、ここでデク達が乗ったと思われる飛行機に着目してみましょう。
映画を観た方ならわかると思うんですが、最後に映った飛行機は「四発のレシプロエンジンを搭載した旅客機」でした。
今は世界的にレシプロエンジンは主流ではなく、どちらかといえばジェットエンジンがメインで運用されているわけですが、なぜそんなところに着目したのかというと……
デク達の飛行機、多分そんなに長距離飛べなくない???
と思ったからです。
デク達のいるオセオン国ですが、これは架空の国です。
ですがそのおおよその位置関係というのは作中で表示された地図や食事のシーンから探ることができます。
「ヒューマライズ」のアジトがアイルランドっぽい国に存在していること、焦凍がその地図を見て「ここから直線距離で400kmはある」と述べていたこと、ロディの回想シーンでロディの父親が作っていた料理がスペインなどの郷土料理「パエリア」であったこと。
これらの情報から、オセオン国は「ヨーロッパの一国であり、位置的にはスペイン等がほど近い」ということが推測できます。
で、日本とスペインは直線でも10000km</span>あります。
ところがレシプロ機の性能というのはそれほど高くなく、かの有名なダグラス社のDC-6の連続航行距離(燃料補給なしで飛べる距離)は7000kmちょっとなんですよね。
感動的な別れを果たしたデクですが、多分彼らはドバイとかそのあたりでトランジットすることになりそう。
そう考えるとなんだか面白いというかシュールですね。「旅」という感じがより増しそうです。
はい、最後にマジでどうでもいい小ネタでした。
本当は作中で映っているヒーロー達のいる国の描写から時差を割り出してオセオンのおおよその位置を更に絞り込みたかったんですが、流石に1回の視聴でそれは難しく、今後複数回観ることがあればやりたいと思います。
というわけで今回は以上です。
それではまた。
よしなに。