ども、けろです。
世間はGWですが(シフト勤務の)僕はいつも通り仕事なので、いつか大型連休というものを体験してみたいものです。
まぁシフト勤務はシフト勤務で平日休みという至福を受けることができるので、それはそれでありなんですよね。早番は人権侵害ですけど。
というわけで今回もやっていきましょう。推しの子感想回です。
1.浮かれるルビーが可愛すぎる
「私も一端の芸能人て言って良いよね!?」とクラスメイトに聞くルビー、めちゃくちゃかわいい。
そんなクラスメイトもグラドルと女優なわけですが、「拝啓、天国のママへ」という割と感傷的になれる独白からこのセリフに繋がるのが面白かった。
まぁ確かに、アイドルデビューするまでのルビーは「事務所に所属している一般人」だったわけで、配信業やライブ等のアイドル活動を本格的にスタートさせたルビーは名実ともに「芸能人」になったわけです。
と言ってもクラスメイトの2人は別にそんなこと気にしてない様子なのでこれはルビー本人が考えすぎているだけなんですが、本人からしたら「みんなと違う私」というのは確かにちょっと疎外感感じるんだろうなぁと。転生者とはいえルビーは転生前も10代で亡くなっていますし、等身大の高校生の心情という感じ。
だからクラスメイトの女優との関係に対して「恐れ多くも不知火さんと仲良くなって」という、どこか及び腰な独白が出るんだろうなと。良い悪いの話ではなくて、周囲と自分のステータスを比べてしまう年頃の女の子の描き方としてめちゃくちゃ丁寧だし、それが説明的でなくスッと理解させてくれる。
2.アクアの達観っぷりが怖すぎる
そうした人物描写が、ルビーとアクアでは割と対照的で、ルビーがアイドルに憧れたりクラスメイトと自分を比べてしまったりしている中、アクアはあまりにも達観しすぎている。ちょっと怖いくらいに。
そりゃアクアは元医者で、容姿的にも20代後半から30代前半なので精神年齢的に一回り近く上なんですが、それにしても自己と他者をあまりにも客観的に見ている。
自分に役者としての才能がないこと、それでも芸能界でうまく渡り歩く術を知っていること、そしてそのために同年代の女の子をビジネスガールフレンドにすること。
これ全部、母を死に追いやった父親に対する復讐心からきてるんですよ。
こええ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
シンプルに怖い。ここでいう「怖い」は恐怖心的な意味ではなく、「野心のために利用できるものは全て利用する、強かな人間を見た時に感じるゾクゾクとした魅力」という意味です。
周囲に10代の若者がいるときはその達観さと客観的分析の鋭さが光るし、大人がいるときは心理的な駆け引きもあるし、キャラの魅力作りがあまりにも巧すぎる。
何がすごいって、これ全部「元医者がアイドルの息子に転生した」という設定だけで読者に納得させることができるんですよ。魅せ方が凄すぎる。
まぁ年頃の女の子をビジネスガールフレンドにするのはルビーの言う通り「女の敵」なんですけど。
3.新キャラのアクが強すぎる
ところ変わって舞台編の一幕。
かつて有馬かなと共演した大根役者との再会の場面もありつつ(個人的には彼の成長も見てみたい)、舞台関係者との挨拶シーンへ。
まぁ流石に初回で設定描写とか人物の掘り下げとかやってたらページ数足りないし胃もたれ起こしちゃうので今回は名前だけのキャラクターが多かったわけですが。
いや最後のキャラのアクの強さ何???????
肩書きの「月9主演俳優」とか「帝国演劇賞最優秀男優賞」とかの凄さもあるけど、名前名乗って挨拶するだけのシーンで「あ、これは一悶着ありそう」と思わせる描写。
特に、自分の演じる役名や役柄にそこまで執着していないのにきちんとした実績を残しているあたりが謎を感じさせます。
アクア絡みでのストーリーとなると、これがアクアが役者として成長するきっかけになったりするんでしょうか。
彼はどこまでいっても己と他者を客観視していて、その上で「どう演じるのが正解なのか」を計算で考えて演じる役者です。
それに対して姫川大輝なるこのキャラクターは(役名に対するこだわりのなさや、挨拶に対する意気込みの低さを見るに)どちらかといえば天才肌っぽい印象。
これは考察ですけど、「芝居なんて台本に書いてあることを演じるだけで十分」みたいな感じで演じる役者とかでしょうか。そうするとアクアと対照的になるのでストーリー展開もやりやすい気がしますね。
次週はお休みとのことなので続きは10日までお預けのよう。
感想記事書いてるジャンプ+の作品も軒並み来週お休みなんですが、まじでブログで何書けば良いんだ??????助けてくれ!!!!
という魂の叫びを残しつつ、次回を待ちましょう。
それではまた。
よしなに。