けろの漫画雑談所

漫画の感想・考察・妄想の集積所です。主にジャンプ作品についてだらだらと語ります。

【感想】第146話_怒涛の解説回、そして新泳者の登場【呪術廻戦】

Hatena

 ども、けろです。

 前回好みど真ん中にぶっ刺さる天使ちゃんが登場した上にあり得ないくらいの情報量で脳がパンクしたわけですが、今週号もそれに負けないくらいの情報量でした。

 

 というわけでやっていきましょう、呪術廻戦感想回です。

 

1.理解が早すぎるキャラクター達

 

 まず開幕早々、サブタイトルの「死滅回游について」通りの怒涛の説明・解説パートが始まりました。

 これをすんなり理解できてるキャラクター達、普通にすごいと思う。特に虎杖の「これがこうなるわけか」は最初「どれがどうなるわけ!?」と叫んだので、読者としての訓練が足りていないようです。

 

 ただ、ここで開示された情報というのは今後作品を読み込んでいく上でかなり重要になってきそうです。

 

・死滅回游に必要な日数はおよそ2月

・全国各地のコロニーで同時並行的に開催される

・術式の剥奪は無為転変によるものではなく、脳に直接作用するもの

・術式を持たない術師は現状ノーリスクで参加できてしまう

 

 あたりでしょうか。

 特に気になったのは3点目と4点目です。

 家入さん(灰皿の上の吸い殻の量えぐいな)が出てきてわざわざ「"使用禁止"ではなく"剥奪"だから"縛り"でもない」と言及している以上、術式の剥奪自体に関しては既に何かしらの手法が確立されていると考えていいでしょう。

 まぁそう考えると羂索は「術式・呪物を勝手に現代人に押し付けた上で命令に従って殺し合いをしなきゃ殺す」ことを敢行しているわけなので、完全にまともではない。名前の由来に謝ってほしい。

 

 4点目に関しても同様ですね。これは天元含む誰も具体的に言及していなかったので何かしらのミスリードという可能性も残されていますが、現状「術式を持っていない=剥奪による死のリスクがない」ということになり、真希や虎杖、パンダや三輪ちゃんのような術師にとってはかなり有利なルールになっています。

 

 それを踏まえると乙骨くん、あまりに軽率に死滅回游参加を決めすぎでは?

 わかってるのかお前、人を殺さなきゃ術式奪われて死ぬんだぞ。わかってんのか本当に。

 と思ったんですが、乙骨くんは0巻でも友達を守り自身を肯定するためにほぼ初見の夏油を殺そうとしていたくらいなので、まじで善悪の判断基準・命の価値が友人であるかどうかに依拠していそう。やっぱり特級だわこの人。

 

2.別行動に移る東京校の面々

 

 さて、舞台が死滅回游に移るというところで、それぞれの目的別に別行動を始めるようですね。

 

 虎杖は伏黒と共に3年秤の元へ。

 真希は組屋のアトリエに訪れた後に禪院家の忌庫へ呪具の回収。

 乙骨は別の(恐らく東北地方の)コロニーに。

 

 個人的にはここにきて謎多き3年生が登場するのは熱いですね。彼の術式はいまだに謎に包まれていますから、登場と活躍が楽しみです。

 あとは真希の動向でしょうか。禪院家に出戻って呪具を回収するのはいいとして、ここで組屋が出てくるのが意外でした。ちょっとここに関しては後日考察記事を出します。

 

 なんにせよ虎杖達は秤と合流した後に東京のコロニーにて死滅回游に参戦する流れになるでしょうから、これからの動きが楽しみですね。 

 

3.おしゃれもみあげ術師登場

 

 最後に登場したケンコバそっくりの先輩芸人に叱られる男・髙羽。

 「五分五分だと言うけれど本当は七三くらいが……」という台詞は昔原田泰造がコントで演じたセンターマンというキャラクターの台詞のようです。

 

 本来であれば先輩芸人に憧れる売れない芸人、というキャラクターとしての位置付けですが、これが呪術廻戦という物語であり、「七三」をトレードマークにしたキャラクターである七海健人が登場していることを踏まえると、これが何かしらのドラマを内包している可能性も考えられます。

 

 虎杖と相対してナナミンの教えがフラッシュバックする展開だと最高に熱いので、そういう方向性に転んでもらえると嬉しい限りです。

 

 

 というわけで今回はこの辺で。

 先週今週と脳を使いまくったので、次週あたりはスカッとするバトル回だと嬉しいですね。

 

 それではまた。

 

 よしなに。