けろの漫画雑談所

漫画の感想・考察・妄想の集積所です。主にジャンプ作品についてだらだらと語ります。

【感想】第30話_スリートップの連携がアツすぎる【怪獣8号】

Hatena

 ども、けろです。

 毎週金曜日恒例(金曜日に更新できていない日もありますが)、怪獣8号感想回です。

 

 今週も激アツすぎたので早速やっていきましょう。

 

1.ブチ切れの亜白隊長がカッコ良すぎる

 

 先週に引き続き、額に血管を浮かべる亜白隊長

 あまりにもかっこいい。これで料理ができなくて幼少期に主人公と約束を交わしてるっていうんだからギャップで悶え死にますよこれ。キャラの魅力で死人が出る。

 

 怪獣の攻撃を交わしながら「伐虎」に指示を出す亜白。

 このホワイトタイガー、最初は何のためにいるのかわからなかったんですが、作中での描写や立ち振る舞いをみる限り、恐らくですが重火器を振り回す亜白の足であり、反動を受け止めてくれるパートナーのような存在でしょう。

 

 これが本物の虎なのか、それとも怪獣から採取された技術等を用いて作った生き物なのかは分かりませんが、亜白の掛け声に従順に従っているあたり関係は良好そう。

 

2.スリートップの巧みな連撃

 

 亜白の銃撃を躱す怪獣の隙を生み出そうと満身創痍の体に鞭打って飛び出す保科。

 スーツも体も限界の保科では足を切り落とすだけの一撃は繰り出せない様子。

 

 さぁどうしたもんかと思っていたら、デッケー斧が似合うヒロインこと四ノ宮キコルがサポートに飛び出してきました。

 第3部隊におけるスリートップがこうして一つの敵を相手に手を取り合って戦うの、超王道で最高にアツいですね。

 

3.保科の「存在証明」

 

 剣戟の刹那に保科の頭をよぎったのは、過日の亜白の言葉。

 

「私が敵を射抜くとき、

  君がその道を切り開いてくれないか」

 

 自分一人では怪獣を倒しきれない。市民を怪獣の脅威から守るには君の助けが必要だと、最強の戦士が自分を頼ってくれたことを思い出す保科。ちょっとやめてよそういうの。アツすぎて鳥肌がすんごいんだから。

 

 血を流しながら、それでも真っ直ぐ敵に向かっていく保科。

 独白は「斬って斬って斬り開け。それだけが僕の存在証明や」

 

 かつて周囲の人間に自分の「剣」を否定され、誰からも認めてもらえなかった保科にとって、「亜白隊長のために戦い、道を斬り開く」ことが唯一にして最大の至上命題であり、彼を彼たらしめるものなんだなと。

 

 逆に言えば、例えこの戦いで死ぬことになったとしても、背を向けて逃げることは彼の矜持が許さないわけです。

 

 ふと、BLEACHの主人公、一護のセリフが脳裏をよぎりました。

 

「俺以外の誰かにできたとしても俺がやらずに逃げていい理由にはならない」

 

 保科の行動原理には、そんなアツさを感じました。自分のことを認めてくれた亜白が、自分に託してくれたことだけは何が何でも果たす、そういうアツさですね。

 

 

 その後の亜白隊長の「ありがとう保科。お前が副官で本当に良かった」はまじでカッコ良すぎました。

 保科が切り開き、亜白が撃ち抜く。隊長と副隊長の見事な連携プレーで怪獣の核をぶち抜き、無事勝利。

 

 

 正直、今回も主人公カフカが怪獣化するのかなぁとかうっすら考えていたので、そうではない王道展開で最高でした。やっぱり主人公が所属する部隊のトップは強くあってほしいじゃないですか。

 

 基地襲撃の首謀者と思われる怪獣を倒すことに成功したので、今後どういう展開になるかとても楽しみです。

 

 来週を楽しみに待ちましょう。

 

 

 それではまた。

 

 よしなに。