ども、けろです。
1日空いてしまい旬を逃した感が否めませんが、早速やっていきましょう、呪術廻戦アニメ感想回です。今回はいつにも増してクソデカ感情多めでお送りしていきます。
1.九相図戦最高潮
いやぁ本当に凄まじかった。ぬるぬる動く作画に変態アングル。
特に壊相の極ノ番・翅王が展開されたシーンは度肝を抜かれました。原作の迫力もすごかったですが、アニメになって色と動きがつくとああも映えるんだなと。
おまけにBGMも臨場感とスピード感があって最高でしたし、最終回にこんな激アツのバトルを持ってくるMAPPAはずるい(褒め言葉)
あと釘崎の「我慢比べしよっか」の顔はどう考えてもヒロインのそれというより敵の幹部格のそれだし、躊躇なく自分の腕に釘をブッ刺せる精神力はイカれすぎてます。製作側も作ってて楽しかったんだろうなと勝手にニヤニヤしてました。
個人的に最高に震えた展開はやっぱりダブル黒閃のシーンでしょうか。
原作ではナレーションで釘崎と虎杖の状況説明があって、「黒閃」の文字と共に見開きでポージングを決める二人というアツさなんですが、アニメではここが綺麗に再編集されていました。
まずナレーションはバッサリカット、黒閃の文言もなし。代わりにcoldrainの挿入歌との音ハメ、音が消える瞬間のダブル黒閃。
か”っ”こ”い”い”い”い”い”
アニメで原作通りじゃない展開やオリジナル要素っていうのは結構(特に原作ファンからすると)博打要素が強いんですが、こういうオリジナルはまじで垂涎ものです。
やっぱり黒閃はアニメで色がつくと本当に映えますね。背景で流れるcoldrainの疾走感が本当にかっちょいい。
あとその後に「簪」を打ち込む釘崎の顔が本当に女王のそれ。これがヒロインって言われても100人中98人くらいは信じてくれなさそうなくらいかっこいいしキマってる。
2.「共犯」になった虎杖と釘崎
「私たち共犯ね」というシーン、原作でも屈指の名場面なんですがやっぱり声優が演じると本当に良い。さっきから同じような語彙が続いてますね。
虎杖が「あれを一度っていうのはズルか、3人だ」って言うの、彼は任務といえど自分が奪ってきた「命」に対する責任を感じているんですよね。
これが対呪霊と根本から異なるのは、彼らは負の感情が累積して生まれた存在であり、そこに人間と同じような形の「命」は存在していないんですよ。
だから相手が改造人間であっても呪物の受肉体であっても、そのベースが「人間」である以上そこに「命」はあるし、それを殺すことはたとえどんな形であったとしても虎杖にとっては「殺人」なんですよね。
釘崎が「あのレベルのを長期間拘束する手段はない」と言うのも、確かに事実ではあります。ただ、それをあの場で言う必要というのは特にないというか、あの場でわざわざそれを言うのは、彼女なりに命を奪うことに対する罪の意識があって、それを自分の中で正当化したいんだなと。悪い言い方をすれば「自分に対する言い訳を持ちたい」のかなと思いました。彼女はまだ15歳ですし。
「共犯ね」と言うのは、ただ自分達が行った行為とその結果に対する事実の提示であると同時に、これから先術師として歩んでいく上で乗り越えなければいけない「人の命を奪うこと」に対する彼らなりの向き合い方なんだなと感じました。それを声に出すことで、自分自身も確認している、そう捉えました。
3.互いを思い合う虎杖と伏黒
ここもめちゃくちゃ好きなシーンです。
伏黒は「虎杖が宿儺の指を食った行動が、巡り巡って人を殺している」ということに対して自責の念に駆られています。指を食べたその原因の一端が伏黒にあるからです。
だからこそ、「宿儺受肉がトリガーとなり全国で呪殺が始まった」ことを虎杖には知ってほしくない。だからこその「言うなよ」。くるし〜〜〜〜〜〜。
ただ、虎杖はそれを宿儺本人から聞かされて知っている。
その上で虎杖は「伏黒があの日自分を助けるよう五条に進言したことが、今死人が出ていることに繋がっている」ということに気づいている。それはまさしく少年院で伏黒が言った「自分が助けた人が将来人を殺したらどうする」という台詞と同じ状況なんですよね。
だからこそ虎杖は宿儺に対して「それを伏黒に言うな」と気遣っている。
お互い、「自分のせいで相手が苦しんでいる」と思っていて、お互いが相手を思いやる発言をしている(そしてその発言をお互いは知らない)というこの状況、あまりに尊い。やっぱり彼らの間にあるのは「友情」のような簡潔にまとめられるものではなく、もっと歪でどろりとした、それでいてどこか澄んだ色をした関係性なんだなと。決して腐的な意味合いではないですよ。清らかではなく、黒く淀んでいながらも、どこか澄んでいるような、そんな関係性なんだなと。
4.「本物の夏油傑」が喋った!!!!
いやぁ良いアニメだった。製作会社がMAPPAで本当に良かった。コミックスの売り上げも爆増したしopもedも素晴らしすぎるアーティストに恵まれた上、変な原作改変やオリジナル展開なんかもなくて本当に本当に素晴らしかったなぁ。しかもアニメ2期を匂わせるような終わり方までしてくれちゃって、おいおいMAPPAさん最後までファンサービス旺盛かよ、としみじみした思いでテレビを消そうとした瞬間。
「来たる12月24日、我々は百鬼夜行を行う」
えっ!!!!!!???????!!????????
何?????僕らは何を見せられているの???!!!
0巻???0巻が映画化??!!!何を言っているの!!!?
ウワアアアァァァァーーーー0巻が映画化だァァーーーー!!!!
やったぁぁぁぁぁぁ乙骨の「純愛だよ」が銀幕で見られるぞッッ!!!!!
リアルに変な声と雄叫びをあげました。深夜2時なのに。ご近所さん本当にごめんなさい。
僕は乙骨の女(26歳・男性)なんですが、MAPPAが本当に最高の形でファンの期待に応えてくれました。
この夏油傑、正しく「本物の夏油傑」なんですよ……原作勢ならこの意味するところがわかるはずです……うぅ……
しかも2022年とかじゃなく、「今冬公開」ですからね??
原作のセリフが予告編に使われているあたり、もうアフレコは終了してそうですし、まじでMAPPAにしてやられました。最高の形の予告。
しかも恐ろしいことに、今年の12月24日って金曜日なんですよ。金曜日といえば多くの映画の公開日。そして作中で百鬼夜行が行われるのは12月24日……
このせいでファンの間では「映画公開日は12月24日でしょ」と根拠不明の考察がされていてめちゃくちゃ笑いました。そういう気が早いところ大好き。
アニメ最終回の感動と興奮、映画化決定の熱狂のせいでこの日は4時まで寝れず、次の日の仕事にリアルに支障をきたしました。ガチ寝不足。
なんにせよ今年の冬までは生きる希望ができました。
しかも夏にはヒロアカの映画も公開が決まっていますし、今年はますますジャンプから目が離せませんよ本当に。
というわけでクソデカ感情の放出でした。
それではまた。
よしなに。