けろの漫画雑談所

漫画の感想・考察・妄想の集積所です。主にジャンプ作品についてだらだらと語ります。

【感想】第23話_嵌合暗翳庭がオサレすぎる件【呪術廻戦アニメ】

Hatena

 ども、けろです。

 

 既にTwitterで大騒ぎになった最新第23話の感想回、早速やっていきましょう。

 

1.本気を「出せていない」伏黒

 

 モグラ叩きに乱入してきた壊相と血塗を追って二手に分かれた伏黒、虎杖・釘崎の3人。領域内に残った伏黒はそのまま呪霊狩りを続けるものの、最後の一体を祓った直後領域内に現れた、特級呪霊。

 

 見た目こそ少年院の時と同じですがその実力ははるか格上で、伏黒は重たい一撃をもらい、数秒の間気を失ってしまう。

 

 そこで流れた回想は五条との手合わせ。

 個人的にこのやりとりめちゃくちゃ好きです。

 

「悠仁に追い越されて焦った?」

「まぁ、背に腹はかえられませんから」

「そんなに嫌?僕に頼るの」

 

 五条先生、自分の性格の軽さとかを一応自覚しているのがまた罪深いというか憎めないですね。

 伏黒の戦い方は、ともすれば安全策だと思います。

 五条は「自他を過小評価した材料でしか組み立てができない」と叱りましたが、戦線に立つ人間にとっては「過大評価」や「伸びしろ」を作戦の前提に組み込むのは言ってしまえば愚策です。仮に「少し先の強くなった自分」がいるのだとしても、実際問題そこに行き着けるかどうかは分からないし、彼の冷静さは戦場において役に立つのでは、と。

 

 ただ、五条の「"死んで勝つ"と"死んでも勝つ"は全然違うよ」というのはまさにその通りです。伏黒の戦い方は自己犠牲の精神に基づくも/spanので、「何かあれば自分が尻拭いをする」というマインドに即したものです。

 

 そんな回想から戻ってきた伏黒は「布瑠部由良由良」の言霊と共にその「奥の手」を使おうとし……

 

 

「やめだ!!」

 

 とキチったスマイル

 かっこいい〜〜〜〜〜〜お前〜〜〜〜〜と言うクソデカ感情が爆発しました。

 普段クールな表情で、大きく感情を表現することがないキャラがこういう土壇場で浮かべるギラついた笑みってめちゃくちゃ魅力的ですね。たまらん。

 

2.領域展開の作画がエグすぎる

 

「やってやるよ!!」

 

 領域展開・嵌合暗翳庭

 脳に負荷がかかっているのか鼻とかから血を流しながら笑う伏黒くん、これまでの表情とは真逆でめちゃくちゃ好き。

 

 あと作画がやばすぎる。

 液体のようにゆらめく影の上でぬるぬる動く伏黒と、そこから現れる式神たち。波状攻撃のラッシュは見ていて清々しいし、やっぱりアニメで動くようになると領域展開はより映えますね。

 

 先週からの怒涛の流れでこの展開、ちょっと視聴者の心臓が持ちませんよ、ええ。

 劇中4人目(漏瑚、五条、宿儺)の領域展開披露はまさかの高専1年生。

 

 作者曰くこの後の虎杖らの成長と差別化するべく伏黒は領域展開にしたんだとか。これで不完全って言うんだから若さって恐ろしい。

 (個人的にはその後流れた伏黒と津美紀の回想シーンもよかったです)

 

3.みんな大好き「バチ殺し」

 

 伏黒が特級呪霊を祓い、場面は変わって虎杖と釘崎たち。

 壊相と向き合う釘崎と、そこに乱入する虎杖と血塗。背中がコンプレックスの壊相くんは虎杖に背中を見られてブチ切れ。

 

 蝕爛腐術極ノ番・翅王を展開する壊相。

 

 ここどういう風になるのかなぁと思っていたら抑揚は「バチ、殺、し」なんですね。「バチ殺し!」だと勝手に思っていたのでちょっと意外でした。え、どっちでもいい?そうですか。

 個人的には「バチ殺し」がTwitterのトレンド入りしたのめちゃくちゃ笑いました。みんな壊相のこと大好きでは。

 

 ちなみに釘崎が「呪霊?呪詛師?どっちだ?」と疑問に持っていましたが、以前取り上げた通り彼らは「受肉した呪物」です。なので呪霊と違って命がありますし、実体がありますね。

 

 来週が最終回とは到底思えない盛り上がりを見せている呪術廻戦アニメ、来週はいよいよ釘崎たちにスポットが当たりますね!!!たのしみ!!!

 

 

 それではまた次週。

 

 

 よしなに。