ども、けろです。
早速やっていきましょう、怪獣8号最新話、感想回です。
1.最後まで敵に向かう姿勢がカッコ良すぎる
開幕は保科の幼少期過去編。
「防衛隊は諦めろ」と父親(?)に諭される保科。「刀の時代ではないんや」と言われていることから、やはり近代化の流れの中で昔ながらの一族というのは廃れてしまうのでしょうか。
ボロボロの身体、小此木にも「もう戦えるような体じゃ」と評され、巨大化した怪獣からも「もうわかった、刀では俺は倒せない」と罵倒される保科。
そしてそれ自体を保科自身がわかっていてもなお、それでも敵に立ち向かい続けるその姿は、まさしく副隊長としての有志だなぁと。
「銃器の解放戦力が低い」
「近年怪獣の大型化傾向が顕著だ。刀だけではいつか必ず命を落とす」
周囲からは戦闘の最前線に立つことを控えるように諭されてもなお、彼は武器を手に闘志を絶やさない。ちょっとカッコ良すぎませんか????今回でより一層保科に惹かれてしまった。
2.互いの欠落を埋め合う亜白と保科
過去回想の一幕、亜白に「君は刀のスペシャリストらしいな」と声をかけられ、「ああまた言われるんか」と心中で落胆している保科。
ただ彼に対して亜白がかけた言葉はそれまでのような否定の言葉ではなく、「君の力が必要だ」という肯定の言葉でした。
その後に続く「私が敵を射抜く時、君がその道を切り開いてくれないか」はほんっっっっっっっとうによかった。どちらが欠けても成立しない、互いが互いを補完する関係。
これまでも亜白はデッケー銃器を使っている描写しかなく、作中描写でも近接兵器は保科の方が得意と言われていました。ただここまではっきりと「君の力が必要」と言っているところを見ると、やっぱり亜白は完全無欠の人間ではなく、苦手もあり短所もある一人の人間なんだなと。
そこから時間軸が現代に戻っての「死んでも守る」は震えた。自分に目をかけてくれた亜白の恩に報いたいという忠義、副隊長として怪獣を討伐するという矜持が垣間見えて、魅力爆上がりですよ。
3.ブチ切れの隊長、臨戦
敵の手に捕まり、主人公カフカが衆人監視の中でも変身しようとした瞬間、亜白隊長の「皆よく耐えてくれた」の無線。
うおおおおおおおおおおお!!!!!!
弾け飛ぶ怪獣の腕と、デッケー銃を構えて「消しとばすぞ」とブチ切れの表情を浮かべる亜白。
今までこういう役はカフカが務めていましたが、確かに今回もカフカが駆けつけてしまったら繰り返しになってしまうなぁと思っていたのでめちゃくちゃよかった。
かっちょ良すぎる。
真っ直ぐに熱い少年漫画ってやっぱり最高だなと思いましたし、続きが気になりすぎますね。流石に勝ち確ムーブだと思うので安心して読めそう。
怪獣8号、毎週アツすぎてついついクソデカ感情が出てしまうんですよね。楽しい。
次週は休載とのことですので、次の感想回は4月になります。
それではまた。
よしなに。