ども、けろです。
怪獣8号の単行本2巻が発売になりました。何やら既刊2巻での売り上げが既に100万部のロケットスタートをキメたようで、次世代の少年漫画という感じがして最高ですね。
毎号毎号アツい展開なので、今後もこの流れが続けばほんとにすごい漫画になると思います。加えてこのアツさ・テンポの良さでまだ28話というのが驚きです。単行本換算でいうと3〜4巻くらいなので、それでここまで読者を惹きつけているのはやっぱり作品に散りばめられたエッセンスの賜物だなぁと思います。
それでは最新話の感想回、早速やっていきましょう。
以下目次です。
1.怪獣モノの定番、巨大化はアツい
一度やられたと思った敵キャラが巨大化して復活する流れは、往年の特撮映画や戦隊ヒーローモノで見る王道の展開ですね。
前回の一撃で核を破壊したはずなのに、と思いましたが、恐らくこれは予備の核が動作したか、核が破壊された時の本能的な防衛本能とかでしょう。
と思いましたが、保科副隊長は「核の位置がズレたことで破壊しきれんかった」と独白しているので、先週ラストの一撃のインパクトの直前に敵が最後の力で核をずらし、巨大化したのでしょうか。
なんにせよ、結果的に敵の怪獣は放熱とともに巨大化し、危険度を示すフォルティチュードも上昇、大怪獣クラスである9.0を叩き出しました。
この世界での「隊長クラス」「副隊長クラス」に該当するフォルティチュードというのがどれほどなのかは分かりませんが、どうやらこの9.0というフォルティチュードは副隊長一人の手に負えるモノでは無いようです……
2.パワーアップの代償、肉体へのキックバック
にも関わらず保科は一歩も退くことなく、むしろ単騎で怪獣に向かっていきます。かっこよすぎ。
と思っていたら「ビキィ」の効果音とともに吹き出す鼻血。
バトルモノによくある、パワーアップへの代償、駆動限界です。
特に保科副隊長は現在「戦力全解放」状態です。これは恐らくスーツ装着者のポテンシャルに応じて肉体の強度・耐久力を一時的に上昇させるものだと思われます。
この状態になるために、保科は「緊急につき申請省略や」と述べています。恐らく一定以上(隊長・副隊長クラス)の戦力解放となると肉体への負担(や、あるいは周囲の建造物・民間人への被害)が大きくなるため、事前申請制となっているのでしょう。
それがここにきての駆動限界。エヴァ然りウルトラマン然り、強大な力には相応のリスクがつきもので、保科の肉体にもかなりの負荷がかかっているようです。
個人的にはこれ、後々への伏線なんじゃないかなと思ってます。保科副隊長の戦力解放は92%、亜白隊長の戦力解放は96%です。亜白は保科より強いようですが、戦力解放が上ということは当然肉体への負担も大きいはず。
個人的には一大決戦の時に亜白が駆動限界を迎えてピンチのところに主人公カフカが加勢、とかだと死ぬほどアツいですね。
3.保科副隊長ーーーッ!!!
そんな駆動限界スレスレの肉体を酷使し、自分よりはるかに大きな怪獣に立ち回ります。かっちょいい。
敵の余獣による一撃を回避し、背後に周り、誰もが(獲った……!)と思った瞬間、背部にギョロリと発生する夥しい数の目。
これ、シン・ゴジラオマージュかな?と思いました(単に僕が怪獣等の特撮モノにあまり触れていないだけな気もしますが)。あれも米軍の爆撃に対して背部から放熱攻撃をして撃退していましたし。
吹き飛ばされた保科は建物に叩きつけられ、蒸気のような排出音と共に「駆動限界、全解放解除」の電子音。意識も飛んでいそうです。
保科副隊長ーーーーーッ!!
え、流石にここで死ぬのは早いですよね。死なないですよね。
多分大丈夫だろうとは思いますが、現時点で戦力の底を見せていたりフラグっぽい発言をしていたりと、死んでもおかしくないんですよ、保科副隊長。
個人的には糸目関西弁強キャラ枠(どんな枠だ)として今後もカフカ達を育てる立場でいてほしいんですが、ちょっと気が気じゃないですね。
恐らく一番あり得そうな展開としては、怪獣がトドメを刺す直前にカフカが現着。怪獣の撃退に成功するものの副隊長に変身シーンを見られてしまう、でしょうか。進撃の巨人の序盤にあった展開ですね。
そこから怪獣の成り立ちや人類との関わり、各キャラの掘り下げなんかもできそうですし、単なるバトルモノではない人間同士のドラマが描けるのでそちらに期待したいですね。
作中に登場するカフカの同期にも、怪獣によって家族を殺されたものがいそうですから、防衛隊内部での分裂→任務でのカフカとの共闘→和解、なんかも描けそう。これは完全に妄想ですね。
ますます熱くなる物語、ちょっと来週あたりめちゃくちゃ盛り上がりそう。
楽しみに待ちましょう。
それではまた。
よしなに。